2015 Fiscal Year Research-status Report
トランスクリプトームを用いたカーネーション変異体の解析
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26450048
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Research Institution | National Agriculture and Food Research Organization |
Principal Investigator |
棚瀬 幸司 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 野菜花き研究部門花き遺伝育種研究領域, 上級研究員 (30355713)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | カーネーション / 花持ち / トランスクリプトーム解析 |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度に得られた花持ち性と関連がある遺伝子群からさらにリアルタイムPCRを用いてより関連性の高い遺伝子群のしぼりこみを行った。花持ち日数が異なる複数の品種・系統において開花後から観賞価値を失うまでのいくつかの時期に花弁からRNAを抽出し、cDNA合成後、リアルタイムPCRによる発現解析を行った。エチレン生成量の変動と比較した結果、いくつかの転写因子が花持ち性と関連があることが明らかとなった。これらの遺伝子は転写因子であったため、今後は遺伝子組換え等の手法を用いてその機能を明らかにしていく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
前年度にマイクロアレイ解析の結果から得られた遺伝子情報から、20以上の遺伝子をクローニングできた。さらにリアルタイムPCRを用いてより関連性の高い遺伝子群のしぼりこみを行った。以上のような結果を得られており、本課題の計画に沿って順調に進展している。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度得られた遺伝子が転写因子であった。そのため、計画通り遺伝子組換え等を用いた機能解析を行う予定である。
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Causes of Carryover |
秋の天候不順のために、予定していた次年度用のサンプリングができなかった。年度末から順調に開花するようになったため、4月以降にサンプリングを行う。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
4月以降に昨年度できなかったサンプリングを行う予定である。そこで使用するRNA抽出試薬等の購入に充当する予定である。
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Research Products
(1 results)