2016 Fiscal Year Annual Research Report
Elucidation of the structure and function of a novel chicken serum protein
Project/Area Number |
26450448
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Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
松下 操 東海大学, 工学部, 教授 (00165812)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
浅沼 秀樹 国立感染症研究所, インフルエンザウイルス研究センター, 室長 (40333570)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | ニワトリ / 血清 / タンパク質 / スカベンジャー受容体システインリッチドメイン / cDNAクローニング |
Outline of Annual Research Achievements |
研究代表者は、グループBのスカベンジャー受容体システインリッチ(SRCR)ドメイン構造を持つニワトリ卵白タンパク質EW135の研究の過程で、EW135に対する抗体と結合する新規ニワトリ血清タンパク質CS120を発見した。本研究はCS120の構造と機能の解明を目的として行った。 (1) 2014年度と2015年度の研究では、cDNAクローニングによりCS120cDNAの翻訳領域の塩基配列を決定した。これにより、EW135が9個のSRCRドメインから構成されるタンパク質に対し、CS120が8個のSRCRドメインから構成されるタンパク質であることを明らかにしたが、2016年度の研究では、RACE法などを用いた解析からCS120cDNAの5’側と3’側の非翻訳領域の塩基配列を決定した。本研究により、CS120とEW135の非翻訳領域を含むcDNAの塩基配列が良く似ていることが判明した。 (2) CS120の精製法を検討し、ニワトリ血清のポリエチレングリコール沈殿、Q SepharoseとS Sepharoseによるイオン交換クロマトグラフィー、プロテインAカラムによるアフィニティクロマトグラフィーを組み合せた方法によりCS120が高純度に精製されることが明らかになった。また、精製したCS120のN末端アミノ酸配列は、(1)で明らかになったCS120cDNAの塩基配列から演繹されるアミノ酸配列の一部と完全に一致した。
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Research Products
(5 results)
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[Journal Article] Components of the lectin pathway of complement activation in paediatric patients of intensive care units2016
Author(s)
AS Swierzko, A Szala-Pozdziej, DC Kilpatrick, M Sobocinski, K Chojnacka, A Sokolowska, M Michalski, K Mazerant, JC Jensenius, M Matsushita, WR Krajewski, J Szczapa, L Bak-Romaniszyn, K Zeman, M Cedzynski
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Journal Title
Immunobiology
Volume: 221
Pages: 657, 669
DOI
Peer Reviewed / Int'l Joint Research
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