2017 Fiscal Year Annual Research Report
A key role of the brain pericytes in the induction and development of brain inflammation under the pathophysiological conditions of obesity-associated diabetes.
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26460113
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Research Institution | Fukuoka University |
Principal Investigator |
高田 芙友子 福岡大学, 薬学部, 助教 (70412575)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
道具 伸也 福岡大学, 薬学部, 准教授 (60399186)
片岡 泰文 福岡大学, 薬学部, 教授 (70136513)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | ペリサイト / 末梢慢性炎症 / 肥満症 / PDGFRb |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、脳ペリサイトのPDGFRb発現を増加させる肥満関連因子を探索した。肥満関連因子の中でTNF-aが脳ペリサイトのPDGFRbおよびPDGF-BBの発現量を増加させ、脳ペリサイトのPDGFRbシグナル活性化に関与する可能性を明らかにした。また、TNF-aは脳ペリサイトから肥満関連因子であるIL-6の産生を誘導しミクログリアを活性化することも明らかにした。今年度は本研究の最終年度であった。これまでの研究成果(下記①―③)は、科学雑誌に投稿し、受理された。①肥満病態下での血液中トロンビン濃度の上昇は、脳ペリサイトに作用しBBB障害を誘導する。②トロンビンは脳ペリサイトのPKC経路を介してBBB障害因子であるMMP-9の産生を誘導する。②肥満関連因子OSMおよびIL-6はBBB障害に関与する。また、12th international conference on cerebral vascular biology Melbourne 2017では「An interaction between thrombin and pericytes mediates the blood-brain barrier dysfunction in obesity-associated diabetes」を発表し、各国の研究者と有意義な議論ができた。
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Research Products
(4 results)