2014 Fiscal Year Research-status Report
希少疾病LEMS治療薬3,4-ジアミノピリジン適正使用のための薬物動態学的検討
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26460217
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
松下 良 金沢大学, 薬学系, 教授 (20293368)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 3,4-diaminopyridine / pharmacokinetics / pharmacodynamics / Lambert-Eaton筋無力症 / rat |
Outline of Annual Research Achievements |
平成26年度は、3,4-diaminopyridineの体液中薬物濃度測定法の感度の向上のため、検出器をUVだけでなく電気化学検出器を用いて、感度の向上を検討した。その結果、UV検出器を使用していた場合の、15倍以上の感度を少なくとも確保できることを確認した。
一方で、3,4-diaminopyridineに関する健常人における薬物体内動態臨床試験の結果が下記論文誌に採用され、印刷を待っている状況である。 Ishida N, Kobayashi K, Kondo Y, Matsushita R, Komai K, Pharmacokinetics and safety of 3,4-diaminopyridine Base in Healthy Japanese Volunteers, Int J Clin Pharmacol Ther (Accepted Jun 20 2014).
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
実験室の移転と定量法の改善のための再現性を得るために多大な時間を要したため、目標よりやや遅れた。当初、1年目で、定量法の改善だけでなく、薬物の体内濃度、特に、組織分布について検討する予定が次年度に持ち越しとなった。
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Strategy for Future Research Activity |
平成27年度に持ち越しとなった薬物組織内分布に関する検討と更に、薬効との関連を今後検討する。 検討するにあたっては、測定器を3,4-diaminopyridine測定専用とするなどして、迅速化をはかる。
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Research Products
(1 results)