2014 Fiscal Year Research-status Report
ヒト尿酸代謝完全モデル動物を用いた高尿酸血症発症に関与する環境要因の解明
Project/Area Number |
26460347
|
Research Institution | Teikyo University |
Principal Investigator |
細山田 真 帝京大学, 薬学部, 教授 (00291659)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
富岡 直子 帝京大学, 薬学部, 助教 (60525814)
金子 希代子 帝京大学, 薬学部, 教授 (90147075)
|
Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
|
Keywords | 尿酸 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成26年度の計画は、A. HPRT高活性Uox-KOマウスの系統樹立として(1)B6:129系Uox-KOマウスのC57BL/6(B6)系統への戻し交配。および(2)B6コンソミック系統(XC-MSMマウス)との交配による系統樹立である。(1)B6:129系Uox-KOマウスのC57BL/6(B6)系統への戻し交配。については、スピードコンジェニックおよび5回の戻し交配が終了し、実験動物中央研究所に委託した STRマーカーを用いたマウス遺伝子頻度検査により、B6バックグラウンドとなったことを確認した。(2)B6コンソミック系統(XC-MSMマウス)との交配による系統樹立については、HPRT遺伝子におけるXC-MSMアレルホモ、Uoxノックアウトアレルヘテロのマウスまで樹立できたが、XC-MSMアレルホモ、Uoxノックアウトアレルホモのマウスが作出できていない。Uoxノックアウトマウスと同様に出生時よりもマウス数が減少していることから、生存率改善作用のあるアロプリノール投与を行っているが、これまで改善は認められない。今後アロプリノールの投与量を検討して生存率の改善を図る。 また、ジェノタイピングの改善のため、Uox遺伝子用の新規プライマーを作出した。さらにXC-MSMアレル検出はRFLP法で行っていたが、TaqManプローブを用いたSNP検出法を新たに確立し、迅速なジェノタイピングが可能となった。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
危惧された繁殖率の低下は改善しているものの、平成26年度中に達成予定であったXC-MSMアレルホモ、Uoxノックアウトアレルホモのマウスが作出できていないため。
|
Strategy for Future Research Activity |
Uoxノックアウトマウスで生存率改善が得られる用量のアロプリノールを投与しているが改善はみられず、むしろ副作用が認められる。このため、アロプリノール用量調整を今後行う。
|
Causes of Carryover |
当初の予定より遅れ、XC-MSMアレルホモ、Uoxノックアウトアレルホモのマウスが作出できていないため。
|
Expenditure Plan for Carryover Budget |
XC-MSMアレルホモ、Uoxノックアウトアレルホモ作出後は計画通りの支出となる。
|
-
[Journal Article] Apoptosis induced by an uromodulin mutant C112Y and its suppression by topiroxostat.2014
Author(s)
Utami SB, Mahati E, Li P, Maharani N, Ikeda N, Bahrudin U, Munemura C, Hosoyamada M, Yamamoto Y, Yoshida A, Nakayama Y, Higaki K, Nanba E, Ninomiya H, Shirayoshi Y, Ichida K, Yamamoto K, Hosoya T, Hisatome I.
-
Journal Title
Clin Exp Nephrol. 2014 Sep 20.
Volume: 00
Pages: 000-0
DOI
Peer Reviewed
-
[Journal Article] Identification of a hypouricemia patient with SLC2A9 R380W, a pathogenic mutation for renal hypouricemia type 2.2014
Author(s)
Chiba T, Matsuo H, Nagamori S, Nakayama A, Kawamura Y, Shimizu S, Sakiyama M, Hosoyamada M, Kawai S, Okada R, Hamajima N, Kanai Y, Shinomiya N.
-
Journal Title
Nucleosides Nucleotides Nucleic Acids.
Volume: 33
Pages: 261-5
DOI
Peer Reviewed
-
-
-
-