2014 Fiscal Year Research-status Report
演劇ワークショップを用いた糖尿病医療者教育プログラムの開発普及と有効性の検証
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26460597
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
岡崎 研太郎 名古屋大学, 医学(系)研究科(研究院), 寄附講座講師 (90450882)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡田 浩 独立行政法人国立病院機構(京都医療センター臨床研究センター), 臨床研究企画運営部, 研究員 (10533838)
蓮 行 大阪大学, コミュニケーションデザイン・センター, 特任講師 (10591555)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | ワークショップ / 演劇 / 医療者教育 / 多職種連携 / 糖尿病 |
Outline of Annual Research Achievements |
●プログラムの実施 平成26年5月に大阪で開催された第57回日本糖尿病学会年次学術集会において、演劇ワークショップを用いた糖尿病医療者教育プログラムを「糖尿病劇場~待つこと編~」と題して実施した。8月には関西家庭医療ベーシックセミナー2014で1型糖尿病を持つ思春期の女子を主人公としたシナリオで「糖尿病劇場@大阪市大病院」を開催した。加えて、7月には肥満症に対する手術を希望する中年男性とその家族を題材とした「肥満治療劇場」を第32回日本肥満症治療学会学術集会で実施し、平成27年3月には糖尿病網膜症と診断された患者と内科医、眼科医、看護師らのやりとりを基にした「糖尿病眼劇場:先生、わたし見えるようになりますよね…」を第20回日本糖尿病眼学会総会で実施した。 これらの各プログラムの準備過程で、演劇部分に関して新しいシナリオがそれぞれ作成された。 ●プログラムの振り返り、評価 上述の各プログラムでアンケートを実施しており、その回答内容を分析するとともに、随時、プログラムの改良につなげている。分析結果の一部は、第14回日本糖尿病情報学会年次学術集会で発表した(岡崎研太郎、他.ワークショップ参加者の多様な意見を引き出す~糖尿病劇場におけるモバイルdeアンサーの使用経験~)。引き続き、参加者のアンケートへの自由回答記載とプログラムでの発言内容に関する質的な解析を続け、分析結果を発表していく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
プログラムの実施回数が予定以上に多くなり、予想以上に時間を必要としたので、平成26年度に予定していたウェブサイトの作成と研修会で用いるテキストの作成が完了していない。ただ、その分、プログラムの振り返りと評価に関しては予定以上に分析のためのデータを取得することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
平成27年度は、研修会のテキストを作成し、パイロット研修会を実施していく予定である。
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Causes of Carryover |
海外での調査研究と本研究関連のウェブサイト立ち上げが平成27年度に延期となったため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
平成27年度に計上した予算は計画通りに使用予定である。これに加えて、次年度使用額として、昨年度に未実施となった海外での調査研究(平成27年6月、ボストン、外国旅費約30万円)とウェブサイト立ち上げ費(約50万円)の計80万円を平成27年度に使用予定である。
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Research Products
(15 results)