2016 Fiscal Year Annual Research Report
Autoimmune disorder in hereditary angioedema
Project/Area Number |
26460654
|
Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
佐藤 信之 順天堂大学, 医学部, 非常勤助教 (70621944)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大澤 勲 順天堂大学, 医学部, 非常勤講師 (60407252)
恩田 紀更 順天堂大学, 医学部, 非常勤助教 (60465044)
井下 博之 順天堂大学, 医学部, 助教 (80646117)
|
Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
|
Keywords | 遺伝性血管性浮腫 / オプソニン化能 / 免疫複合体可溶化能 / 自己免疫異常 / 抗C1q抗体 |
Outline of Annual Research Achievements |
これまでに行ってきた遺伝性血管性浮腫に関する研究内容を、2016年9月5日に金沢で開催された26th ICW(International Complement Workshop)で発表し、Japanese Travel Awardを受賞した。さらに、2017年2月25日に神戸で開催されたRDD(Rare Disease Day)、2017年3月9日に浦安で開催された第53回医療連携フォーラム、2017年3月26日に東京で開催された第2回HAEフォーラムでも、それぞれHAEに関する発表を行った。これまでに実施した研究で得られたデータを収集、解析、総括し、国際学会や国内学会で、その成果を発表した際の、エキスパートから得られた意見やアドバイスを踏まえ、論文化に取り組んだ結果、2017年3月14日にAllergology Internationalにacceptされた(Diminished capacity of opsonization and immune complex solubilization, and detection of anti-C1q antibodies in sera from patients with hereditary angioedema.)。これに伴い、今後は本研究の結果を踏まえたHAEガイドライン策定への提言を、各学会に働きかけていく予定である。さらには、HAE情報センターのWebサイトへの研究成果の掲載により、広く日本全体に情報を発信する予定である。また、HAEJ(日本HAE患者会)への情報提供により、国内広範囲に在住するHAE患者への直接的な情報提供も可能である。今後は、HAEの病態解明のために、本研究で得られたデータをもとに、今後も経時的に遂行していきたいと考える。
|