2014 Fiscal Year Research-status Report
MRI検査における非磁性リード線のRF発熱評価と電磁界解析の有用性
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26460731
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Research Institution | Tsukuba International University |
Principal Investigator |
村中 博幸 つくば国際大学, 保健医療学部, 教授 (20608468)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | インプラントRF発熱 / 電磁界解析 |
Outline of Annual Research Achievements |
申請書に記載した研究目的である①~③について概ね順調に進んでいる. ①人体等価ファントムを用いたRF照射範囲とリード線の配置によるRF発熱評価 ②RF照射回転の異なるMR装置における非磁性リード線の発熱変化 ③磁場強度によるリード線の埋め込み深さによる発熱変化 上記の実験で必要となる光ファイバー温度計(FL-2400)を購入し,温度校正や使用方法の確認を行った.その後,実際にMR装置を使用してデータ収集を行っている.当初は1.5TMR装置を最初に実験を行う予定であったが,機材運搬方法や機材管理の問題から,近隣で使用環境の良い3TMR装置で先に検証を行っている.1.5TMR装置についても機材の運搬および管理方法を決定し,来年度以降実施する予定である.リード線については,メーカーに協力依頼中であるが,同じ材質のチタン製リードを使用し実験を行っている.インプラントの調達が可能となれば,同様の実験を行い検証する. ④ファントム実験の結果と電磁界解析ソフト(SEMCAD-X MED)による解析結果を比較した,発熱シミュレーションの精度の検証 今年度予算で医療機器設計支援ツールFDTD電磁界解析ソフトウェアを購入し,昨年度から行っている実験結果と電磁界解析シミRFュレーションを比較する.実施に当たっては,PTT㈱の技術担当者と相談し,電磁界解析ソフトウェアを購入および解析手法の習得について相談する.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
インプラントの入手,MR装置の利用については少し手間取っているが,概ね順調に進んでいる.
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Strategy for Future Research Activity |
今年度の予算でPTT㈱の技術担当者と相談し,電磁界解析ソフトウェアを購入および解析手法の習得について相談する. インプラントのRF発熱実験は3TMR装置での測定が終わり次第1.5TMR装置で実施する.1.5TMR装置の研究協力施設までの機材運搬方法および機材管理の検討が必要である.
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