2017 Fiscal Year Annual Research Report
Inhibitory co-receptors as new biomarkers for bone marrow transplantation
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26460802
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
高橋 秀和 山口大学, 大学院医学系研究科, 講師 (90450402)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
玉田 耕治 山口大学, 大学院医学系研究科, 教授 (00615841)
田邉 剛 山口大学, 大学院医学系研究科, 教授 (80260678)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 疫学 / 遺伝子 / 免疫学 |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度の実施状況報告書にも記載したとおり、CARD8(caspase recruitment domain family member 8)やCARD8と機能的に関連する遺伝子の多型と骨髄移植予後(急性移植片対宿主病、慢性移植片対宿主病、全死亡、再発、非再発死亡、好中球生着)の関連の有無の解析の結果は前年度の段階で原著論文として投稿中であったが、受理されていなかった。今年度は、一部データを再解析するなどした後に論文を再投稿したところ、最終的に受理・掲載された(Takahashi et al., Scientific Reports. 2017; 7:13097)。この成果に関連した内容については、前年度に国内特許を出願していたが、本年度はさらに国際PCT出願を申請した。また、国内学会での発表も今年度行った。 その他の遺伝子のSNPについては免疫共抑制性受容体であるBTLA(B and T lymphocyte associated)・PD-1(programmed cell death 1)・LAG-3(lymphocyte activating 3)・TIM-3のSNPについてもデータの再解析を行ったが、有意水準α=0.005において、骨髄移植予後との顕著な関連を認めなかった。 さらにエピゲノム関連遺伝子(メチル化酵素遺伝子)であるDNMT1(DNA methyltransferase 1)・EZH2(Enhancer of zeste 2)のSNPについて遺伝子解読を完全に終了させて、骨髄移植の予後との関連を調べた。これらの遺伝子については、有意水準α=0.005において移植予後との統計的有意な関連は認められなかった。 上記の結果のなかで、現在までに論文化されていない部分の大半について論文作成の準備中である。
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Research Products
(4 results)