2016 Fiscal Year Research-status Report
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26460835
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Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
山内 加奈子 愛媛大学, 教育学部, 研究員 (20510283)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
丸山 広達 順天堂大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (20627096)
加藤 匡宏 愛媛大学, 教育学部, 准教授 (60325363)
斉藤 功 愛媛大学, 医学系研究科, 教授 (90253781)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 主観的健康感 / 健康格差 / 追跡調査 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成28年度は、対象地域の各自治体の組長に依頼し、各家庭に高齢者総合健康調査を配布した。調査内容については、①属性、②主観的健康感、③栄養・食生活、④身体活動・運動、⑤休養、⑥飲酒、⑦喫煙、⑧歯・口腔、⑨社会活動とした。なお、組に属さない者については、調査員から郵送で直接家庭へ配布した。 アンケートの返信は同封されている返信用封筒を使用し、事前申請していた後納郵便を使用して、返信のあった人数分に支払いが行われるよう無駄がない配慮をした。アンケートには、担当者の連絡先を記載し、電話での質問を受け対応し、返信のない者については、督促状を送付し、回答を促した。また、調査員で内容をチェックし、必須項目については電話にて質問し回答を求めた。 その結果、対象者数10,145人のうち、アンケートの回収数は6,947人(回収率:68.5%)であった。ここまで、研究計画通りに進んでおり、特別な問題は発生していない。 また、当該地域に関する過去の調査に関する資料をまとめ、15年間に渡る高齢者のIADL推移について学会発表等を行った。TMIG(老研式活動能力指標)の結果をみると、13点満点の者が多く、この尺度よりも高いレベルの生活機能評価が可能な指標を取り入れることが求められる。そのため、現在まで使用したTMIGの尺度に加えて、今回はJST版活動能力指標を追加して本研究を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
現在のところ、調査を実施し、予想以上の回収率があった。そのため、本研究は予定どおりに進んでおり、問題はない。
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Strategy for Future Research Activity |
データクリーニングし、解析できるようにする。また、紙媒体での調査票は決められた期限まで保存できるように整理する。 解析にあたっては、今までに行った調査をベースラインとし、主観的健康感に関する地域内差を明らかにし、家庭の負担となっている問題を市として効率的な施策が立案・実施できるようにするために取組むべき課題を明らかにする。 1.本研究の断面調査から主観的健康感と身体・精神・社会的側面の関連をみる 2.過去に実施した調査をベースラインとし、主観的健康感が5年および10年でどのような年次推移を示すのかを明らかにする 3.経年変化を通して、地域の中の主観的健康感の維持や増減の程度の差を明らかにする 4.10年前の調査をベースラインとし、主観的健康感と生命予後の関係を明らかにする。
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Causes of Carryover |
予定よりも後納郵便にかかる金額が大きくなり、前倒し請求したが、若干の余りが出た。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
解析にかかるソフトや発表にかかる経費に充てる予定である。
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Research Products
(1 results)