2014 Fiscal Year Research-status Report
ICTを利用した自己管理支援システムの構築とその効果の検証
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26460858
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
脇 嘉代 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (70505891)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 糖尿病 / 医療情報 / 生活習慣 / スマートフォン / ICT |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は糖尿病患者を対象に高度な情報処理、言語処理装置を搭載した医療ICTシステムを用いて療養指導を行い、糖尿病の自己管理を支援し生活習慣の改善に基づく良好な血糖管理の維持を目的とする。これまでの研究成果をさらに発展させ、糖尿病予備軍も対象者に加えて、医療ICTシステムを用いた糖尿病の予防についてもその効果を検証する。 本年度は、システムの改修を実施するにあたり、糖尿病患者を対象に医療ICTシステムを用いた自己管理に関する意向調査を実施し、患者が医療ICTシステムに求める機能を、患者の背景・特性別に検討し、同じ糖尿病患者であっても、背景・特性によって医療意向が異なることを明らかにした。その結果をもとに、食事の登録とフィードバックに関してより利便性の高いシステムの開発を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の目的であるモジュールの改修はほぼ完了したため。システムの安全性などを検討した上で、どの程度まで個別化が可能かを検討し、モジュール間の連携機能を追加する予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
システムの頑健性・信頼性をチェックするため、小規模な予備研究を実施する予定である。また、その結果に基づき、システムの修正を行い新たな臨床研究に備える予定である。
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Causes of Carryover |
システムの開発に関して、調達方法を工夫したことにより経費節約が可能となったため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
来年度に予定している臨床研究の実施の際に必要となる人材の雇用、物品の購入、システムの改修に用いる予定である。
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