2014 Fiscal Year Research-status Report
肝病態連繋における核内受容体転写共役活性化因子PDIP1の役割
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26460983
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
佐藤 賢 群馬大学, 医学部附属病院, 助教 (40396619)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山崎 勇一 群馬大学, 医学部附属病院, 助教 (00582404)
堀口 昇男 群馬大学, 医学部附属病院, 助教 (10550022)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | トランスレーショナルリサーチ / バイオテクノロジー / 癌 / マイクロアレイ |
Outline of Annual Research Achievements |
まずはじめに、PDIP1KOマウスとそのコントロールマウス(WTマウス)の繁殖を行った。動物実験施設の新築による引越しによる飼育環境の変動に伴い、計画通りの匹数がそろわず、実験が遅延することもあったが、安定供給環境はほぼ整いつつある。次に、PDIP1KOマウスとそのコントロールマウス(WTマウス)を用いて、肝線維化を引き起こす四塩化炭素モデルを作成した。PDIP1KOマウスには、Olive oilを、コントロールマウスには、四塩化炭素を0.2 mg/kg weightを 週3回腹腔内注射を用いて行った。まずpreliminaryな実験段階では、両群共、数匹ずつを用いて、死亡や有害事象の検討などを行った。両マウスとも、この方法で、比較評価可能な実験が可能なことを確認した。引き続いて、肝線維化抑制における評価時期の検討をやはり数匹ずつ用いて検討を行った。6週ー8週の投与期間で検討を行った。そこで解剖による肝線維化組織所見により適切な投与期間を決定した。次に、現在統計学的に評価可能な匹数を両群そろえ、本実験を開始している段階である。個体差によるばらつきなども考慮し、少なくとも両群共に8匹以上の個体数が必要と考えており、8匹で検討を開始している。現在病理学的な解析(Hematoxylin and Eosin染色、Sirius red染色による線維化面積定量など)で比較検討を行っているところである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
動物実験施設の新築による引越しでの目標動物数の変動や、群馬大学の内科診療体制の刷新に伴い、やむを得ずエフォートを減らすことを余儀なくされたため。
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Strategy for Future Research Activity |
やや遅れている点を取り返すべく、当初の研究を推進していく。また新規入学予定の大学院生も研究協力者として本研究を推進できれば望ましいと考えている。
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Causes of Carryover |
動物実験施設の新築による引越しでの目標動物数の変動や、群馬大学の内科診療体制の刷新に伴い、やむを得ずエフォートを減らすことを余儀なくされたため、実験計画がやや遅れており、そのため使用金額が少なくなり、次年度使用額が生じている。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
本来26年度に実施する予定の実験計画の一部を27年度に行うため、この費用に宛て、使用する予定である。
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