2015 Fiscal Year Research-status Report
肝病態連繋における核内受容体転写共役活性化因子PDIP1の役割
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26460983
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
佐藤 賢 群馬大学, 医学部附属病院, 助教 (40396619)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山崎 勇一 群馬大学, 医学部附属病院, 助教 (00582404)
堀口 昇男 群馬大学, 医学部附属病院, 助教 (10550022)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | トランスレーショナルリサーチ / バイオテクノロジー / 癌 / マイクロアレイ |
Outline of Annual Research Achievements |
PDIP1KOマウスとそのコントロールマウス(WTマウス)を用いて作成した2種類の肝線維化モデル由来の検体を用いて解析を行った。しかし、1種類の肝線維化モデルマウスに関してはほとんど解析が進んでいない状況であるが、もう1種類の肝線維化モデルマウスに関しては、下記に記載した解析が進んでいる。未発表データのため、あえて特定せず記載する。
1種類のモデルマウスに関しては、肝線維化に関しては、PDIP1KOマウスとWTマウスの比較において有意な肝線維化の差を認めた。具体的な肝線維化の評価項目は以下の通りである。炎症反応の評価のための血清中の肝逸脱酵素(ALT、AST、ALP、γGTPなど)やインスリン測定、Hematoxyline and Eosin 染色による炎症評価や、serius red 染色による線維化面積定量である。その他に、alpha SMA抗体(星細胞活性化の検討)や、肝組織中のハイドロキシプロリン定量による肝線維化定量を行うことによって、再現性の確認を行った。次に、両マウスにおける肝線維化の有意差におけるメカニズムの解析としては、評価項目は以下の通りである。肝線維化関連遺伝子などのmRNAの肝組織での発現定量や、肝組織におけるInflammatory cytokine の発現定量において、ほぼreasonableな結果が得られているが、現在再現性の確認をしているところである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
動物実験施設も新しくなって落ち着いてきたが、移転に伴うマウスの調整などで多少支障をきたした。また群馬大学の内科診療体制の改革制度の推進、内科新専門医制度の群馬大学での構築、各種の治験の責任医師としての他の業務が今年はかなり増えており、本実験のエフォートに割ける時間がかなり減ってしまい、予定よりやや遅れをきたしている。
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Strategy for Future Research Activity |
研究のロードマップからすれば、進行状況がやや遅れているため、他業務とうまくバランスを取りながら研究を進めていく。今年大学院生も入学したので、研究協力者として本研究のサポートをしてもらいながら進める予定である。
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Causes of Carryover |
群馬大学の内科診療体制の刷新に伴う雑務や内科新専門医制度の群馬大学での構築の雑務や各種臨床治験の責任医師の業務などが増えたため、やむを得ずエフォートを減らすことになり、実験計画はやや遅れている。また多忙のため、国際学会発表や参加なども取りやめたことなどから、使用金額が少なくなり、次年度の使用額が生じている。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
今年度は、遅れている実験を引き続き28年度に施行する予定であり、他業務に割く時間と本実験に割く時間をうまく調整しながら、本年度入学してきた大学院生と協力しながら、実験を進めていく予定である。去年参加できなかった国際学会への出席なども行い、肝線維化や発癌実験の研究者との交流を行い、実験の質の向上を行う予定である。
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