2016 Fiscal Year Annual Research Report
Planning measures against disasters based on biosignal data from cardiac implantable device remote monitoring
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26461094
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Research Institution | Fujita Health University |
Principal Investigator |
渡邉 英一 藤田保健衛生大学, 医学部, 教授 (80343656)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
祖父江 嘉洋 藤田保健衛生大学, 医学部, 講師 (20724793) [Withdrawn]
清野 健 大阪大学, 基礎工学研究科, 准教授 (40434071)
原田 将英 藤田保健衛生大学, 医学部, 講師 (70514800)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 心臓植込み型デバイス / 心不全 / 心肺停止 / 心拍数 / 呼吸数 / 遠隔モニタリング |
Outline of Annual Research Achievements |
心臓ペースメーカや植込み型除細動器など心臓植込み型デバイスの埋込み症例は、大災害などのストレスにより心不全や心肺停止などに陥る可能性が高い。心臓植込み型デバイスには心拍数や呼吸数などの生体信号やデバイスの状況などのデータが残されており、遠隔モニタリングを介してダウンロードすることにより発災前後の詳細を検討することができる。申請者らは、サンプリングエントロピーを心拍変動に応用することにより、新たな予後指標を開発した(PLoS One 2015; 10: e 0137144)。また、最終年度には、中枢性無呼吸症例を対象として、新たな低酸素予後指標を開発した(J Card Fail 2017; 23: 131)。当院と被災地の症例の発災前後の不整脈発生状況、心拍呼吸解析、および転帰などとの関連調査を行うことにより、既報通り発災後約3週間は心拍変動の減少と不整脈の発生危険度が高いことが示唆された。これらの結果をふまえて、災害時派遣医療チーム(DMAT)らには、避難所に避難してきた心臓植込み型デバイス症例においては、デバイス内の生体信号データ確認を行うことにより、心不全や不整脈の状態が容易に把握できることを喚起するとともに、これに基づく適切な処置を行うよう提案する。
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[Journal Article] Prognostic importance of novel oxygen desaturation metrics in patients with heart failure and central sleep apnea.2017
Author(s)
Watanabe, E., Kiyono, K., Matsui, S., Somers, V. K., Sano, K.,Hayano, J., Ichikawa, T., Kawai, M., Harada, M., Ozaki, Y.
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Journal Title
J Card Fail
Volume: 23
Pages: 131-137
DOI
Peer Reviewed / Int'l Joint Research / Acknowledgement Compliant
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