2016 Fiscal Year Research-status Report
NPHP嚢胞腎発生における細胞極性と細胞骨格の関与~ヒト嚢胞腎の上皮細胞株樹立
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26461245
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Research Institution | Osaka Medical College |
Principal Investigator |
杉山 紀之 大阪医科大学, 医学部, 講師 (90381954)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 嚢胞腎 |
Outline of Annual Research Achievements |
嚢胞腎の治療法開発のために、嚢胞腎の進展の分子機構の解析およびヒト嚢胞腎上皮細胞株の樹立の検討を行ってきた。 マウスおよびヒト正常腎上皮細胞株の樹立は高効率・高品質で行うことに成功しており、マウス嚢胞腎の上皮細胞株樹立も同様の方法で行ってきたが、非常に効率が悪かったため再度樹立方法の開発を行ってきた。しかしながら、嚢胞腎マウスの供給が不安定となり、再度嚢胞腎マウスの作製を行った。 嚢胞腎マウスはNPHP2の責任遺伝子であるinvを標的として、機能領域と考えられる部位に点変異をCRISPR/Cas9法により行っている。現在、作製途中であり、早急の作製および培養法の検討を計画中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
嚢胞腎マウスの供給が不安定となり、研究遂行に支障をきたした。そのため、新たに嚢胞腎マウスの作製を行っており、研究計画全体に遅れが生じた。
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Strategy for Future Research Activity |
現在行っている嚢胞腎マウスをできる限り早急に作製し、研究計画どおり培養法の検討を計画中である。既に1ラインは作製できており、現在は表現系の解析中である。
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Causes of Carryover |
嚢胞腎マウスを作製しており、その計画が未遂行である。その作製費用は終了時での清算となっているため、翌年度分として請求した。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
計画している4系統のうち1系統は作製できており、現在表現系の解析中である。残りの3系統は作製途中であり、早急に行う計画である。
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