2015 Fiscal Year Research-status Report
腹膜透析における腹膜中皮細胞動態からみた腹膜硬化進展機序の解明
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26461252
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
喜多村 真治 岡山大学, 大学病院, 講師 (70467752)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 腹膜再生 / 腹膜透析 / 腹膜中皮細胞 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、腹膜中皮細胞を用いた腹膜劣化機能解明、並び院腹膜機能評価法の開発である。本研究の内容は主に二つあり、一つはIn Vitroでの腹膜中皮細胞の負荷による細胞動態機構解明である。この点は、電気刺激による細胞動態解明により、腹膜中皮細胞の再生に働く腹膜敷石状中皮細胞の再生能や増殖能について、線維芽細胞様中皮細胞との比較を行った。現在さらなる詳細な検討を行っている。また二つ目は、細胞移植によるIn Vivoでの細胞動態機構の解明である。これは腹膜障害に対し、腹膜敷石状中皮細胞と線維芽細胞様中皮細胞の相違を検討するものであるが、現在分泌因子の違いによる再生機構の相違など詳細に検討している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本年予定していたIn Vitroでの検討は行っているが、動物実験によるvivoでの相違については未だ進行中であり、今後とも詳細な検討を遂行する
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Strategy for Future Research Activity |
来年度は最終年度のため、詳細な検討のまとめを意識し、動物実験を含め遂行する予定である。
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Causes of Carryover |
In Vitro試験などを行っているが、まだ詳細な検討が必要であるが、行えていない部分もある。またIn Vivo試験の遅れもあるため
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
来年度は最終年度であり、まとめも含め検討を行う。平成27年度に行えなかった動物実験やIn Vitroでの詳細な腹膜中皮細胞動態の解析を行う。
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Research Products
(4 results)