2016 Fiscal Year Annual Research Report
A role of kidney intercalated cells type B in regulatory transport of water and electrolytes
Project/Area Number |
26461259
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Research Institution | Kitasato University |
Principal Investigator |
河原 克雅 北里大学, 医学部, 教授 (70134525)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安岡 有紀子 北里大学, 医学部, 講師 (50348504)
福田 英一 北里大学, 医学部, 助教 (20433716)
石井 大輔 北里大学, 医学部, 講師 (10327413)
野々口 博史 北里大学, 北里大学メディカルセンター, 部長(医師) (30218341)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 腎集合管 / 間在細胞 / アルカリ分泌 / 酸負荷 / 低リン食 / 高Ca血症 / 高Ca尿症 / CaSR |
Outline of Annual Research Achievements |
H28年度の研究成果の一部は、アメリカ腎臓学会(Chicago, 2016.11.17-20)、生理研研究会(岡崎、11.24-25)で公表した。本年度は、Tyramide-ISH法、Western blottingで同定された集合管-B型間在細胞(IC-B)が、Ca感知受容体(CaSR)アゴニストとされる試薬(R568, Neomycinなど)により特異的に細胞内Ca応答が見られるかどうかを調べた。実験1: 低リン食誘導-高Ca血症マウスは、(1)Pendrin(IC-B管腔膜)の発現亢進とIC-B細胞の肥大化(管腔側への肥厚突出)を示し、(2)病態生理学的推論とは逆の「酸塩基バランス異常」(高Cl-性代謝性アシドーシスでアルカリ尿)を示す事を確認した。実験2: IC-B(側底膜)に発現すると予想されるCaSRの機能評価を検証するため、CaSRの局在と応答に異論のない「ヘンレループの太い上行脚(TAL)」をPositive controlとし、Fluo4-AM負荷した単離皮質集合管(CCD)(当該セグメント)・髄質外層集合管(OMCD)(対照セグメント)をLSM下で観察し、CaSRアゴニスト(R568, Neomycin, Ca)に応答する細胞内Caシグナルをリアルタイムで測定した。その結果、CCDで、TAL細胞と同期して細胞内Ca応答する少数の細胞を特定した。一方、OMCDにはTAL細胞と同期してCa応答する細胞は観察されなかった。これらの結果は、集合管のCaSRはIC-Bに特異的に発現し、酸負荷のない高Ca血症時には「非生理的に尿中へのアルカリ分泌を亢進させ、意図しないアシドーシスを招く可能性」を示唆した。
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Research Products
(7 results)