2014 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
26461363
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Research Institution | Fukuoka University |
Principal Investigator |
森永 秀孝 福岡大学, 医学部, 研究員 (70444792)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
谷口 昇 宮崎大学, 医学部, 助教 (20626866)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 脂肪細胞 / HMGB2 |
Outline of Annual Research Achievements |
我々は、非ヒストン核タンパクであるHigh-mobility group protein B2(HMGB2)が骨髄由来間葉系幹細胞(Mesenchymal Stem Cell : MSC)で発現していることを見出し、軟骨への分化に関与していることを明らかにしている。このMSCは、骨(軟骨)や脂肪細胞へ分化できることが知られているが、脂肪細胞の分化への関与は未だ不明のままであった。本研究では、脂肪細胞分化過程におけるHMGB2の関与を検討し、生理学的役割明らかにするために研究を行った。今回、前駆脂肪細胞である3T3L1細胞を用いて、常法(インスリン、デキサメタゾン、IBMXを含んだ分化カクテルによる刺激)に従い脂肪細胞へ分化させ、その分化過程におけるHMGB2の発現パターンとその機序を解析した。その結果、脂肪細胞への分化初期段階にHMBG2の発現が上昇することが判明した。また、HMGB2 siRNAを用いたRNA干渉実験において、HMGB2の発現を抑制された3T3L1細胞は明らかに脂肪細胞への分化阻害が確認された。同様にHMGB2ノックアウトマウスより採取したMSCを用いて脂肪分化実験を行うと脂肪細胞への分化が全く観察されなかった。さらに脂肪細胞分化を制御していることが知られているWnt/β-cateninシグナル経路を解析した結果、そのシグナルが解除されていないことが判明した。これらの結果より、HMGB2は脂肪細胞の分化を制御している因子であることが初めて明らかとなった。
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Research Products
(2 results)
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[Journal Article] Exendin-4, a GLP-1 Receptor Agonist, Attenuates Prostate Cancer Growth.2014
Author(s)
Nomiyama T, Kawanami T, Irie S, Hamaguchi Y, Terawaki Y, Murase K, Tsutsumi Y, Nagaishi R, Tanabe M, Morinaga H, Tanaka T, Mizoguchi M, Nabeshima K, Tanaka M, Yanase T.
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Journal Title
Diabetes
Volume: 63
Pages: 3891-905
DOI
Peer Reviewed
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[Journal Article] Characterization of Distinct Subpopulations of Hepatic Macrophages in HFD/Obese Mice.2014
Author(s)
Morinaga H, Mayoral R, Heinrichsdorff J, Osborn O, Franck N, Hah N, Walenta E, Bandyopadhyay G, Pessentheiner AR, Chi TJ, Chung H, Bogner-Strauss JG, Evans RM, Olefsky JM, Oh DY.
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Journal Title
Diabetes
Volume: in press
Pages: in press
Peer Reviewed