2014 Fiscal Year Research-status Report
ムコ多糖症モデルにおける骨代謝の解析~自然歴と治療効果~
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26461533
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Research Institution | Jikei University School of Medicine |
Principal Investigator |
井田 博幸 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (90167255)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
嶋田 洋太 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (20560824)
樋口 孝 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (30595327)
齋藤 充 東京慈恵会医科大学, 医学部, 准教授 (50301528)
大橋 十也 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (60160595)
小林 博司 東京慈恵会医科大学, 医学部, 准教授 (90266619)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | ムコ多糖症Ⅱ型 / Hunter syndrome / 骨芽細胞 / 骨質系 / イズロン酸サルファターゼ / レンチウイルス |
Outline of Annual Research Achievements |
ムコ多糖症Ⅱ型マウスにおける骨代謝の自然歴(正常、ヘミ接合の差異)を検討するために、 1.表現型で肉眼的に差が出るのは20週以降だが、細胞レベルでは未確認のため調査 2.骨芽細胞培養で新生児、ラべリングで6-8週齢、骨解析で6-8週令と20週令のマウスが各群n=2~3必要となる。骨芽細胞培養では妊娠マウス一腹(n=8~10) すべて培養しストックする。併せて骨量、骨質系の解析、関連遺伝子の動きも検討する。 以上を現在検討中。正常、ヘミ接合群で有意差が出た場合、新生児遺伝子治療による治療介入を試みる。遺伝子治療用のベクター(レンチウイルス)は既に準備されており、in vitro, exo vivoで酵素活性が発現することは確認されている。これを静脈注射することによる治療介入で 骨芽細胞、骨量、骨質系、シグナル伝達因子などの治療前後での動きを検討し、更なる予後の改善を目指していく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
財政的な凍結期間があり やや遅れているが十分に挽回可能な範囲と考えられる。 現在自然歴の差異を確認するにあたって 解析系も再確認しており、これらが順調に進めば組換えレンチウイルスベクターによる治療介入後の解析もスムーズに進むと考えられる。
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Strategy for Future Research Activity |
正常、ヘミ接合群で有意差が出た場合、新生児遺伝子治療による治療介入を試みる。遺伝子治療用のベクター(イズロン酸サルファターゼ発現遺伝子を組込んだ組換えレンチウイルスベクター)は既に準備されており、in vitro, exo vivoで酵素活性が発現することは確認されている。
これを遺伝子診断されたヘミ接合の新生児モデルマウスに静脈注射することによる治療介入で 骨芽細胞、骨量、骨質系、シグナル伝達因子などの治療前後での動きを検討し、更なる予後の改善を目指していく。
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Causes of Carryover |
財政凍結期間があったため 研究開始がやや遅れており、その分支出も遅れている。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
今後 骨量、骨質系、シグナル伝達因子の解析、および骨芽細胞の培養に関与する試薬費用、および治療用のウイルス調整にかかる費用に使用する予定
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