2016 Fiscal Year Annual Research Report
Analysis of the Pathophysiological Mechanism of Bone Lesion in Mucopolysaccharidosis Mouse Model ; Its Natural History and Therapeutic Effect
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26461533
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Research Institution | Jikei University School of Medicine |
Principal Investigator |
井田 博幸 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (90167255)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
嶋田 洋太 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (20560824)
樋口 孝 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (30595327)
齋藤 充 東京慈恵会医科大学, 医学部, 准教授 (50301528)
大橋 十也 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (60160595)
小林 博司 東京慈恵会医科大学, 医学部, 准教授 (90266619)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | ムコ多糖症Ⅱ型 / 骨病変 / 遺伝子治療 |
Outline of Annual Research Achievements |
ムコ多糖症(MPS)Ⅱ型の破骨細胞・骨芽細胞・骨密度・骨強度など、従来注目されてこなかった整形外科的視点も取り入れて骨病変の病態メカニズムを探ると共に、レンチウイルスベクターによる造血幹細胞を標的とした遺伝子治療を行ない、MPS Ⅱ型の骨病変に対する効果を検討し、MPS Ⅱ型の骨病変への治療法の確立を目指すにあたって、MPS Ⅱ型マウスの骨病変への治療効果評価項目を検討する目的で骨の病理学的検討を行なうと伴に、骨病変の進行度を表すバイオマーカーの検索を行うため以下の研究を行った。
その結果、病理では骨形成と骨吸収のバランスが骨形成に傾いていることが示唆されたが、血清・骨mRNAによる骨形成・骨吸収マーカーの発現を解析した結果、MPS Ⅱ型マウスと正常マウス間では有意差を認めるものはなく、骨形成が増加しているのか、骨吸収が減少しているのか不明であった。また治療効果を反映するバイオマーカーは同定出来なかった。これに関しては本モデルマウスの骨病変が軽症であることがその一因である可能性が考えられた。
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Research Products
(2 results)