2016 Fiscal Year Annual Research Report
Establishment of the novel embryonic cure system for an intractable skin disease mouse model by using a mesenchymal stem cells from the circulation blood of mouse embryo
Project/Area Number |
26461681
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Research Institution | University of Fukui |
Principal Investigator |
知野 剛直 福井大学, 学術研究院医学系部門, 助教 (20521397)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 間葉系幹細胞 / 末梢血液 / マウス胎仔 / 遺伝子治療 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、①マウス胎仔期E12.5-13.5の血液内のみに存在する万能性が高いPDGFRα陽性の胎仔期血液内間葉系幹細胞(Dorsal Aorta Mesenchymal Stem Cells(DAMSCs)(以下PDGFRα+DAMSCsと略す)を効率よく血液中から回収するシステムを構築し、さらに②難治性疾患のモデルマウスに、回収したDAMSCs細胞を投与することで通常のMSCよりも高い治療効果が得られることを明らかにし、難治性疾患の新規治療法の研究基盤を確立することである。 過去にPDGFRα+DAMSCsは効率よく分化誘導が懸ることが既に報告されており、さらに申請者らのグループは、成人マウスの循環内に独自に作製した遊走活性を有する蛋白質を含む皮膚抽出液などを投与することで、血中のPDGFRα+DAMSCsがより多く動員され、効率よく目的の細胞が回収できるのではないかと考えている。 さらに効率よく採集されたPDGFRα+DAMSCsを様々な難治性疾患モデルマウスに投与して、その治療効果を検討するところまで到達したい。
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