2015 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
26461685
|
Research Institution | University of Yamanashi |
Principal Investigator |
川村 龍吉 山梨大学, 総合研究部, 准教授 (70262657)
|
Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
|
Keywords | HSV / 概日リズム / 時計遺伝子 |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度の研究では、HIV感染レセプターの発現およびHIVの初期感染ターゲット細動であるランゲルハンス細胞・樹状細胞のHIV感染性に日内変動が見られないことが明らかとなったが、これらの結果を踏まえて、今年度は同様の実験を単純ヘルペスウイルス(HSV)およびケラチノサイトを用いて行った。 驚くべきことに、単純ヘルペスウイルス感染症に対する抵抗性を時計遺伝子Clockがヘルペスウイルス受容体分子の発現制御を介してコントロールしていることが明らかとなった。この知見はウイルス感染症と体内時計の関係を明らかにした世界で初めての報告となる。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
今年度得られた知見は、ウイルス感染症と体内時計の関係を明らかにした世界で初めての報告となる。
|
Strategy for Future Research Activity |
時計遺伝子によるヘルペスウイルス受容体分子の発現制御メカニズムをさらに検討したい。
|
Causes of Carryover |
予想外に計画より低予算で実験が可能であった。
|
Expenditure Plan for Carryover Budget |
次年度の時計遺伝子による制御メカニズムの実験に使用したい。
|