2016 Fiscal Year Research-status Report
アミノ酸のキラリティ特異性に着目した統合失調症治療法の開発
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26461713
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| Research Institution | Tokyo Metropolitan Tama Medical Center (Department of Clinical Research) |
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Principal Investigator |
山本 直樹 東京都立多摩総合医療センター(臨床研究・教育研修センター(臨床研究部)), 精神神経科, 部長 (70312296)
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| Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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| Keywords | D－アミノ酸 / 統合失調症 / NMDA受容体 / グルタミン酸 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、NMDA型グルタミン酸受容体（以下NMDA受容体）に対してコ・アゴニストとして調節機能を有するD-体アミノ酸に着目し、キラル特異的作用、その脳内代謝機構、作用調節を解明するとともに、その結果生じる後シナプス性NMDA受容体複合体の再構成や可塑性を細胞分子基盤とした、精神疾患の新たな治療機転の解明を図ることを目的としてきた。これらに関連する複数のグルタミン酸/D-セリンシグナル関連遺伝子における統合失調症における遺伝子多型との相関を明らかにした。遺伝子多型とスプライスバリアントの違いによる発現変化、疾患発症年齢階層別の関連についても詳細に検討をした。特に統合失調症の病因に結びつく可能性の高いグルタミン酸/D-アミノ酸シグナル関連因子の制御とその分子病態の手がかりを明らかにした。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本年度は研究代表者が、異動に伴って研究施設及び遺伝子解析の環境の整備が、予定よりも遅れた。その結果、当初想定していた研究結果の解析及びその成果の一部が、学会学術総会での発表及び論文公表に至らなかった。現在、研究環境の改善により早急に当初の計画に沿った解析を進めている。
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| Strategy for Future Research Activity |
ほとんどの実験は終了の目処が立っているが、上述の遺伝子解析及び統計処理の研究環境を整備することにより、速やかな経過発表が可能となると考える。なお、得られた成果発表については翌年度に行うこととする。
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| Causes of Carryover |
本年度は研究代表者が、前述したように異動に伴って研究施設及び遺伝子解析の環境の整備が予定よりも遅れた。その結果、研究費の一部使用に至らず、結果として当初想定していた研究結果の解析及びその成果の一部が、学会学術総会での発表及び論文公表に至らなかった。現在、研究環境の改善により早急に当初の計画に沿った解析を進めている。
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| Expenditure Plan for Carryover Budget |
当初想定していた研究結果の解析及びその成果の一部について次年度に学会学術総会での発表及び論文公表を行う予定である。このため、研究環境の改善を図り、早急に当初の計画に沿った解析を進めることとしている。
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