2017 Fiscal Year Annual Research Report
Antipsychotics drug-induced glucose weight gain, glucose metabolism and incretin in children
Project/Area Number |
26461714
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
小野 信 新潟大学, 医歯学総合研究科, 特任准教授 (60623402)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 抗精神病薬 / 体重増加 / 糖代謝異常 |
Outline of Annual Research Achievements |
10歳~17歳の統合失調症、双極性障害、自閉スペクトラム障害を対象に、Olanazapine、Risperidoneの投与前、開始後の体重増加、 glucose-dependent insulinotropic polypeptide(GIP)定量を含む経口糖負荷試験を用い、前方視的研究を行っている。 平成29年度も前年度同様に、入院中の症例を対象に、入院時、退院時の体重変化、肥満度などについてのサンプリングを行い、コントロールとして未内服症例や成人での非定型抗精神病薬のデータ解析を行った。 Olanazapine、Risperidone、Aripiprazoleを単剤内服中の成人統合失調症1107例を対象に、high-density lipoprotein (HDL)コレステロールと薬剤の関係について検討を行った。平均年齢は57.9 ± 14.0歳、平均body mass index (BMI)は23.4 ± 4.5 kg/m2であった。入院、外来別にBMIにて層別化を行い、年齢、ウエスト周囲径、クロルプロマジン換算量、血圧を補正し薬剤間のHDLコレステロールを比較した。その結果、入院症例のBMI25以上の肥満では、HDLコレステロール値に薬剤間差を認め、事後検定ではアリピプラゾール群に比べオランザピン群のHDLコレステロールが有意に低下していた。(英文誌に論文投稿中)
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