2014 Fiscal Year Research-status Report
認知症発症リスクバイオマーカーに関する前方視的研究:伊万里市長期縦断疫学研究
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26461749
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Research Institution | Saga University |
Principal Investigator |
川島 敏郎 佐賀大学, 医学部, 准教授 (90325605)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
門司 晃 佐賀大学, 医学部, 教授 (00294942)
國武 裕 佐賀大学, 医学部, 助教 (30404148)
溝口 義人 佐賀大学, 医学部, 講師 (60467892)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 高齢者 / 認知機能 / サイトカイン |
Outline of Annual Research Achievements |
2004年~2006年に行われた,黒川町在住の健常高齢者を対象とした疫学調査(初回調査)において,利用可能な血液サンプルが得られたものが99名あった。このうち,2007年~2009年の疫学調査(3年後調査)にも参加したものが64名いた。これら64名について,初回調査時の血液サンプルについて,インターロイキン6,高感度CRP,可溶性インターロイキン-2受容体,可溶性インターロイキン-6受容体の血中濃度を測定した。得られた各種炎症マーカー濃度と,初回調査時,3年後調査時のうつ状態,認知機能の関連を統計学的に解析した。初回調査時における横断的評価では,男性のみにおいて,可溶性インターロイキン-2受容体と認知機能を表すMini-mental state examinationの得点に相関を認めた。継時的評価では,今回測定したいずれの炎症マーカーについても,うつ状態,認知機能との関連を見いだせなかった。これらの結果から,血中の可溶性インターロイキン-2受容体濃度は,将来のうつ状態または認知機能低下の予測因子にはならないことが示唆された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
初年度の最大の目標である血液サンプルによる生化学的評価を,予定通り終えることができたから。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度以降,MRI画像の解析を本格化させたい。
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Causes of Carryover |
MRI画像解析装置の購入を計画したが,残った研究費では不足したため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
MRI画像解析装置の購入に充てる。
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