2015 Fiscal Year Research-status Report
認知症発症リスクバイオマーカーに関する前方視的研究:伊万里市長期縦断疫学研究
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26461749
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Research Institution | Saga University |
Principal Investigator |
川島 敏郎 佐賀大学, 医学部, 准教授 (90325605)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
門司 晃 佐賀大学, 医学部, 教授 (00294942)
國武 裕 佐賀大学, 医学部, 助教 (30404148)
溝口 義人 佐賀大学, 医学部, 講師 (60467892)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 高齢者 / 認知機能 / 抑うつ / 頭部MRI |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は過去の頭部MRI画像データの予備的解析と,追跡調査の準備を同時並行で行った。 2004年~2006年に行われた,黒川町在住の健常高齢者を対象とした疫学調査(初回調査)において,利用可能な頭部MRIデータが得られたもののうち,2007年~2009年の疫学調査にも参加した者がいた。これらの者について,頭部MRI画像データと,初回調査時,3年後調査時の認知機能,うつ状態の関連を統計学的に解析することを目標として,SPMを用いた予備的解析に成功した。 一方,2007年~2009年の疫学調査に参加した健常高齢者の追跡調査を行うため,10回以上にわたって現地で高齢者健康教室に携わっている小島病院と老人保健施設敬愛園のスタッフおよび黒川地区老人会会長らと会合を重ねた。その結果,来年度から高齢住民を対象に,面接,採血,唾液採取,頭部MRI検査を柱とする調査を開始する準備が整い,住民に対する告知を開始した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
追跡調査の進展は当初計画より遅れているが,頭部MRIデータの解析は予定以上に進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
来年度中に追跡調査を完了させる。頭部MRIデータの解析を終える。
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Causes of Carryover |
追跡調査の開始が遅れたため,今年度の使用額が大幅に少なくなった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
次年度に追跡調査が本格化することから,頭部MRI撮像費用,対象者への交通費支給などに使用する。
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Research Products
(3 results)
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[Journal Article] A genome-wide association study of late-onset Alzheimer's disease in a Japanese population.2015
Author(s)
Hirano A, Ohara T, Takahashi A, Aoki M, Fuyuno Y, Ashikawa K, Morihara T, Takeda M, Kamino K, Oshima E, Okahisa Y, Shibata N, Arai H, Akatsu H, Ikeda M, Iwata N, Ninomiya T, Monji A, Kitazono T, Kiyohara Y, Kubo M, Kanba S
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Journal Title
Psychiatr Genet
Volume: 25
Pages: 139-146
DOI
Peer Reviewed
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