2015 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
26461806
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
陣崎 雅弘 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (80216259)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤原 広和 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (20255558)
杉浦 弘明 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (90306796)
井上 政則 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (30338157)
山田 祥岳 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (60383791)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 4次元CT / 動態解析 / 流速 / 関節 / ステントグラフト / エンドリーク |
Outline of Annual Research Achievements |
基礎検討は、4次元CTでの流速計測の検討が順調に進んでいる。 臨床応用の検討としては、鼻咽頭の発声機能の動態評価が2015年4月に論文化された(Evaluation of velopharyngeal closure by 4D imaging using 320-detector-row computed tomography. J Plast Reconstr Aesthet Surg. 2015 Apr;68(4):479-84.)。大動脈ステント後のエンドリークの評価は、European Congress of Radiologyという国際学会で発表したことに加えて、2つの研究会で講演を依頼されて報告しており、この研究成果が広く認知されるようになっている。また、肺動静脈奇形に対するコイル塞栓後の再開通評価のための4次元CTを開始し、再開通を検出することに有用である症例を経験するようになった。更に、新たな臨床応用領域として、整形外科の関節運動評価に対する応用の検討を始めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
臨床応用で、予定通り肺血管病変の評価を開始できた。また、整形領域の間節運動の動態解析への活用という予定外の成果もあがっており、総合的に順調と思われます。
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Strategy for Future Research Activity |
基礎的検討については、CTによる流速計測の信頼性についての成果が今年度に出ると思われますので、①連続撮影に必要な最低線量の検討、③連続データ補間ソフトにより撮影間隔を長くできるかの検討、についても検討を始めます。 臨床応用は、肺血管病変評価と関節動態評価の症例を蓄積し、虚血性心疾患の心筋 perfusion評価を開始したいと思います。
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Causes of Carryover |
基礎実験の施行にあたり、実験助手を雇用する予定であったが医局員が実験を担ってくれたため人件費が不要になった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
物品費の経費に回す予定です。
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Research Products
(7 results)