2014 Fiscal Year Research-status Report
婦人科腫瘍に対する画像誘導小線源治療の確立に向けた基礎的・臨床的研究
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26461879
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
大野 達也 群馬大学, 重粒子線医学推進機構, 教授 (10344061)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 子宮頸癌 / 画像誘導小線源治療 |
Outline of Annual Research Achievements |
アプリケータの開発:子宮頸癌に対するアプリケータは、腫瘍の大きさや形状が様々であるにもかかわらず、限定的な種類のアプリケータしか有用ではなかった。今回、地元工業メーカーの協力を得て、組織内照射時に従来型の平行な線源配置のみならず、斜めにも線源配置が可能なアプリケータのガイドを試作した。素材は水等価の電子密度で線量計算上も支障はない。腫瘍の進展に応じて右より、左より、直径の太さを変えるなど20種類以上のバリエーションを作成することができた。また、子宮頸癌の腔内照射と組織内照射併用を目的としたアプリケータ挿入トレーニングファントムを作成した。これにより、アプリケータの挿入位置、方向、深さを確認しながら技術の向上を図ることができる。 画像誘導前向き観察研究のプロトコール作成と登録開始:適格条件は以下の通りである。1)局所進行子宮頸癌に対する画像誘導小線源治療を行なうことが、診療上、決定した子宮頸癌患者である。2)生検で組織型が扁平上皮癌、腺癌、または腺扁平上皮癌と診断された子宮頸癌である。3)FIGOの臨床病期(2008年)のIIa2期、IIb期、III期、IVa期である。4)CTにて腹部傍大動脈領域に短径1 cm以上のリンパ節が描出されない。5)骨盤部MRIにより計測可能な病変を有する。6)腫瘍の最大径が4 cmを超える。7)年齢は20歳以上75歳以下である。8)Eastern Cooperative Oncology GroupのPerformance Status(PS)が0-2である。9)子宮頸癌に対して手術、化学療法の前治療歴がない。10)主要臓器(骨髄・肝・腎など)の機能が保持されている。11)本人に病名・病態の告知がなされており、かつ本人に同意能力がある。プロトコールの倫理審査委員会通過後に登録を開始した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
アプリケータ開発を終え、前向き観察研究も開始できたから。
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Strategy for Future Research Activity |
これまでの画像誘導小線源治療成績の解析から、DVHパラメータを本邦の標準治療にてらして解析する。また、高リスクCTVのコンセンサスを確立する。治療抵抗性腫瘍に対しては、生検資料を用いたバイオマーカー検索について検討進める。
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Causes of Carryover |
生検資料を用いたバイオマーカー検討に要する試薬等の消耗品の支出がなかったために次年度使用額が生じた。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
次年度の計画においては試薬等を購入する予定である。
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Research Products
(4 results)