2014 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
26461883
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
岡田 徹 名古屋大学, 医学部附属病院, 助教 (90447813)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊藤 善之 名古屋大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (90232488)
長縄 慎二 名古屋大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (50242863)
因田 恭也 名古屋大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (10359747)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 放射線心筋障害 / 加算心電図 |
Outline of Annual Research Achievements |
当初の予定では、平成26年度に事前準備:各種画像撮像法の検討・確定、バイオマーカーの検討・確定、倫理審査委員会申請・承認、可能であれば症例集積までを行う予定であった。本研究の主要部分である加算心電図をはじめ、その他の細部を検討をしながら、倫理審査委員会の書類を作成していた。しかし平成26年10月cardiac safety研究会および平成26年12月の放射線腫瘍学会にて、バイオマーカーの動態を議論したところ、放射線照射直後心筋障害マーカーはおそらく上昇するが、1-2時間で急速に低下する可能性が示唆された。この部分を再度検討した結果で、心筋障害マーカーは照射後1-2時間以内に複数回採血しなければ、動態を把握することができない可能性が浮上し、本研究では心筋障害マーカーの採血を省き、心筋ストレスマーカーのみの採血となった。(心筋障害マーカー動態把握は、別研究で行う予定。)現在倫理審査委員会の書類が作成され、提出中である。その結果、倫理審査委員会承認そして症例集積が平成26年度には困難となった。 平成27年度は、倫理審査委員会承認後、症例の集積を行う予定である。放射線照射による心筋障害の電気生理学解析は模索的であり、その解釈は慎重な検討を要する。従って平成27年度は加算心電図のデータ解析を重点におく。その結果、加算心電図により照射による微細な心筋障害を指摘できた場合、より症例を集め、データを集積する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
当初の予定では、平成26年度に事前準備:各種画像撮像法の検討・確定、バイオマーカーの検討・確定、倫理審査委員会申請・承認、可能であれば症例集積までを行う予定であった。本研究の主要部分である加算心電図をはじめ、その他の細部を検討をしながら、倫理審査委員会の書類を作成していた。しかし平成26年10月cardiac safety研究会および平成26年12月の放射線腫瘍学会にて、バイオマーカーの動態を議論したところ、放射線照射直後心筋障害マーカーはおそらく上昇するが、1-2時間で急速に低下する可能性が示唆された。この部分を再度検討した結果で、心筋障害マーカーは照射後1-2時間以内に複数回採血しなければ、動態を把握することができない可能性が浮上し、本研究では心筋障害マーカーの採血を省き、心筋ストレスマーカーのみの採血となった。(心筋障害マーカー動態把握は、別研究で行う予定。)現在倫理審査委員会の書類が作成され、提出中である。その結果、倫理審査委員会承認そして重要な症例集積が平成26年度には困難となった。
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Strategy for Future Research Activity |
平成27年度は、倫理審査委員会承認後、症例の集積を行う予定である。放射線照射による心筋障害の電気生理学解析は模索的であり、その解釈は慎重な検討を要する。従って平成27年度は加算心電図のデータ解析を重点におく。その結果、加算心電図により照射による微細な心筋障害を指摘できた場合、より症例を集め、データを集積する。 平成28年度は、上記研究を継続する。結果をまとめ次第、十分な検討を行い、国内・国際発表、論文作成を行っていく予定である。
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Causes of Carryover |
当初の予定では、平成26年度に事前準備:各種画像撮像法の検討・確定、バイオマーカーの検討・確定、倫理審査委員会申請・承認、可能であれば症例集積までを行う予定であった。種々の学会や研究会で、再度バイオマーカーを検討した結果で、心筋障害マーカーは照射後1-2時間以内に複数回採血しなければ、動態を把握することができない可能性が浮上し、本研究では心筋障害マーカーの採血を省き、心筋ストレスマーカーのみの採血となった。現在倫理審査委員会の書類が作成され、提出中である。その結果、IRB承認そして重要な症例集積がH26年度には困難な見通しとなった。このため、当初の予定と異なり、平成26年度は、情報処理のためのコンピューター、ソフトウエア、学会や研究会の旅費のみの支出となった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
平成27年度は、倫理審査委員会承認後、症例の集積を行う予定である。放射線照射による心筋障害の電気生理学解析は模索的であり、その解釈は慎重な検討を要する。そのため、解析用ソフトウエア、データ保存メモリが必要で、研究補助のため人件費も必要となる。加算心電図検査のための、心電図用紙、クリームも必要となってくる。また前年度と同じく、調査研究のため、国内旅費や外国旅費も必要である。
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