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2016 Fiscal Year Annual Research Report

Efficacy and mechanism of Multilineage-differenciating Stress Enduring Cell transplantation in experimental abdominal aortic aneurysm

Research Project

Project/Area Number 26462097
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

高橋 悟朗  東北大学, 病院, 特任助手 (50526449)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 川本 俊輔  東北大学, 医学系研究科, 准教授 (20400244)
安達 理  東北大学, 大学病院, 講師 (30375092)
齋藤 正寛  東北大学, 歯学研究科, 教授 (40215562)
齋木 佳克  東北大学, 医学系研究科, 教授 (50372298)
Project Period (FY) 2014-04-01 – 2017-03-31
KeywordsMuse細胞 / 大動脈瘤 / 再生治療 / 間葉系幹細胞 / vasa vasorum / 腹部大動脈 / 血管内皮細胞 / 平滑筋細胞
Outline of Annual Research Achievements

今年度は引き続きモデルマウスにおいてMuse細胞の移植実験を行った.また,Non-Muse群(間葉系幹細胞群からMuse細胞を除いたもの),間葉系幹細胞群(MSC群)との比較を行った.その結果,Muse群はその他の細胞治療群と比較して,早期および遠隔期において大動脈瘤径は有意に縮小する傾向にあった.ま免疫染色ではMuse細胞由来の血管内皮細胞及び血管平滑筋細胞(ともにGFP labeling)の存在が観察された.これは,これまでの間葉系幹細胞などを用いた再生治療が抗炎症作用などのtrophic effectが主であったのと大きく異なり,Muse細胞がそのrepair effectにより大動脈瘤の治療効果を示すことを示唆する結果となった.一方でNon-Muse群及びMSC群では投与細胞由来の内皮細胞・平滑筋細胞は極僅かに確認されたのみであった.
ま 奏功機序に関する検討を加える目的で,Muse細胞投与後3日目・5日目の大動脈瘤を摘出した.GFPでラベルされた投与Muse細胞は外膜側から徐々に大動脈瘤壁内へと遊走する様子が観察され,特に外膜の栄養血管であるvasa vasorumを経由して外膜組織内へと侵入している可能性が示唆された.全身投与された幹細胞の標的組織内への侵入経路を示唆する報告はこれまでになく,新規性に富んだ所見と考える. 以上の研究成果はすでに学会報告を終え,現在科学雑誌へ投稿中である.

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Published: 2018-01-16  

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