2014 Fiscal Year Annual Research Report
慢性血栓塞栓性肺高血圧症肺生検診断による手術適応・予後診断の確立
Project/Area Number |
26462098
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
八巻 重雄 東北大学, 医学系研究科, 非常勤講師 (30133953)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
齋木 佳克 東北大学, 医学系研究科, 教授 (50372298)
川本 俊輔 東北大学, 医学系研究科, 准教授 (20400244)
堀井 明 東北大学, 医学系研究科, 教授 (40249983)
佐藤 公雄 東北大学, 高等教育開発推進センター, 准教授 (80436120)
杉村 宏一郎 東北大学, 大学病院, 助教 (60375079)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 慢性血栓塞栓性肺高血圧症 / 肺生検 / 肺動脈血栓内膜摘除 |
Outline of Annual Research Achievements |
難病に指定されている慢性血栓閉塞性肺高血圧症の予後改善を目指し、肺生検による手術適応・予後診断基準を確立すべく、東北大学大学院医学系研究科心臓血管外科学分野内に肺血管研究室を整備し、肺血管病理診断の主体を既存の日本肺血管研究所(仙台市)から移し、研究を開始した。 まず、これまで集積してきた肺病理標本を後方視的に解析した。特に抗がん剤治療後に肺高血圧を発症した7例に関して、その病理学的特徴として直径100-500μm大の小肺動脈内および肺静脈内の血栓形成を認めることを見いだし、それらが肺高血圧症発生の機序である可能性と考え、これらの症例の予後を含めて学術論文にまとめ、Pulmonary Medicine誌に報告した1)。 (その後、研究代表者が急逝したため、本研究費は初年度途中で執行中止し返納した) 参考文献 1) Kay Maeda, Yoshikatsu Saiki, and Shigeo Yamaki. In Situ Thrombosis of Small Pulmonary Arteries in Pulmonary Hypertension Developing after Chemotherapy for Malignancy. Pulmonary Medicine 2015 (2015), Article ID 230846, 6 pages
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Research Products
(3 results)