2015 Fiscal Year Annual Research Report
臨床と基礎をつなぐ視点からの肺癌悪性化進展における繊維芽細胞、繊維化の役割解明
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26462126
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
大政 貢 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (80379049)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
園部 誠 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (00432378)
毛受 暁史 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (30527081)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | リンパ節転移モデル |
Outline of Annual Research Achievements |
<成果>平成27年度は、腫瘍内の線維性組織に代表される結合組織が3D-CT解析によるCT値高吸収域容積や腫瘍全体に占める割合がある一定値以上になると、病理学的な肺癌の脈管内や胸膜への浸潤能およびリンパ節転移能が亢進することを示した論文をpublishした(K.Shikuma, et al, Journal of , 2016)。この結果、現在、臨床で行われている早期肺癌における区域切除術などの積極的縮小手術の適応とその意義を示すことが出来た。 基礎研究面においては、腫瘍のorthotopic/ subcutaneous mouse isograft modelおよびその他臓器縦隔リンパ節転移モデルを確立した。また、炎症反応によるIFNγ上昇や酸化ストレスによるROS亢進でEMT変化を起こすとされ、同様の変化をした細胞は、その親株と比べxenograft modelで浸潤転移能が亢進していることを確認した。 <達成度> 臨床面における腫瘍および間質細胞相互作用については、その臨床的意義を示すことが出来、論文化まで行われたため、十分な成果が得られたと考えられる。基礎研究面では、腫瘍に対するhost反応を起こすモデルを使用する必要があり、通常のnude mouseによるxenograft modelが使えなかった。mouse肺癌細胞株による実験が必要となったため、今までのヒト肺癌細胞株に対する我々の技術・知見があまり生かせず、研究の進展が遅れている。
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Research Products
(1 results)