2014 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
26462136
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
柳沼 行宏 順天堂大学, 医学部, 非常勤講師 (60338415)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小見山 博光 順天堂大学, 医学部, 講師 (30348982)
高持 一矢 順天堂大学, 医学部, 准教授 (30397369)
河合 純 独立行政法人理化学研究所, 予防医療・診断技術開発プログラム, 副プログラムディレクター (30391923)
藤井 智明 順天堂大学, 医学(系)研究科(研究院), 研究員 (10511420)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 大腸癌 / CAGE法 / 次世代シークエンサー / FANTOM / 肺転移 / 腫瘍マーカー |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では,次世代シークエンサー(NGS)を用いて大腸癌肺転移に関与する遺伝子を突き止め,既存の診断法,治療法よりも精度の高い医療,臨床応用を確立することを目的とする.本研究の分担者らによって,近年,遺伝子の転写開始点を網羅的に解析するCAGE法(cap analysis of gene expression法)が開発された.そしてこの極めて定量性の高いCAGE法により,ヒトの18万を超える転写開始点と,それに由来する転写産物の発現量の網羅的解析が行われた(FANTOM5プロジェクト). 本研究課題では,CAGE法を用いて,肺転移を伴う大腸がん症例を対象に,がん組織のmRNA発現の網羅的解析に取り組んでいる. 本研究の結果,大腸癌患者の術前内視鏡検査において,早期に肺転移を検出するシステムを確立することが可能になれば,これまでにない治療効果が期待できる.そして,術前の化学療法の適応にも大きな影響を及ぼすことが予想され,さらに,既存のstage分類に関しても,生検の遺伝子検査を含め,新たな診断法,分類,指標を作り直すことが可能となり,現在の臨床医療に対してすぐにフィードバックできる貴重な研究である.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
現在までに,肺転移を伴う大腸がん組織検体よりRNAを抽出して,CAGE法によるライブラリ調製,NGS解析に取り組んでいる.対照群には転移を伴わない症例の検体を用い,得られた転写開始点毎の遺伝子発現データについて,多変量解析,MA-plot等による評価,有意差検定を行う予定である.
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Strategy for Future Research Activity |
今後は,再発や予後などの臨床データを再度調査し直し,遺伝子発現データについて,多変量解析,MA-plot等による評価,有意差検定を行う予定である. また,大腸癌の癌部について現在解析を行っているが,今後は,肺転移巣についても解析を進めていく予定である.
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Causes of Carryover |
本年度は,CAGE解析のために肺転移群の臨床データを再収集した.この予後,再発を含めた臨床データより解析用の検体を抽出し,CAGE解析を行う予定である.
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
抽出した肺転移巣と 原発巣のCAGE解析を行う予定である.
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Research Products
(8 results)
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[Journal Article] An effective 5-fluorouracil, levofolinate, and oxaliplatin therapy for recurrent breast cancer: a case report2014
Author(s)
Takahashi M, Niwa K, Ishiyama S, Sugimoto K, Komiyama H, Yaginuma Y, Kojima Y, Goto M, Okuzawa A, Tomiki Y, Sakamoto
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Journal Title
J Med Case Rep
Volume: 8
Pages: 1-6
Open Access
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