2015 Fiscal Year Research-status Report
脳外傷におけるmiRNAのバイオマーカーとしての有用性の検討
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26462160
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Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
畠山 哲宗 香川大学, 医学部附属病院, 助教 (90602805)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
河北 賢哉 香川大学, 医学部附属病院, 講師 (10505803)
河井 信行 香川大学, 医学部, 准教授 (40294756) [Withdrawn]
小川 大輔 香川大学, 医学部附属病院, 助教 (70524057)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 重症脳外傷 / 髄液採取 / くも膜下出血 / 脳低温療法 |
Outline of Annual Research Achievements |
実験計画では、重症脳外傷(GCS8以下)患者を対象に脳低体温療法開始前と開始24~48時間後に血液と脳脊髄液を採取しなければならない。しかし昨年の脳外傷に対する低体温療法を行った症例は無かった。また重症脳外傷患者では基本的に著名な脳浮腫が出現してくることが予想され、腰椎穿刺などの方法で髄液を採取することは、下降性ヘルニアを誘発する恐れがあり検体採取ができなかった。そのため、当初の計画である重症脳外傷患者における低体温開始前後の血漿と脳脊髄液が採取できていない。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
実験計画では、重症脳外傷(GCS8以下)患者を対象に脳低体温療法開始前と開始24~48時間後に血液と脳脊髄液を採取しなければならない。しかし昨年の脳外傷に対する低体温療法を行った症例は無かった。また重症脳外傷患者では基本的に著名な脳浮腫が出現してくることが予想され、腰椎穿刺などの方法で髄液を採取することは、下降性ヘルニアを誘発する恐れがあり検体採取ができなかった。そのため、今後も研究が当初計画どおりに進まないと考えられたため、27年度半ばごろから、対象をくも膜下出血後に脳低温療法を行った症例に変更した。現在2例ほどの症例が集まっており、さらに数例ほど集まればmiRNAの発現をmiRNAマイクロアレイ法にて行う予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
対象を重症脳外傷患者から、くも膜下出血後に脳低温療法を行った症例に変更した。現在2例ほどの症例が集まっており、さらに数例ほど集まればmiRNAの発現をmiRNAマイクロアレイ法にて行う予定である。
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