2015 Fiscal Year Research-status Report
がん幹細胞特異抗体を用いた悪性膠芽腫に対する分子標的療法の開発
Project/Area Number |
26462187
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Research Institution | Sapporo Medical University |
Principal Investigator |
鰐渕 昌彦 札幌医科大学, 医学部, 准教授 (30343388)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山口 美樹 札幌医科大学, 医学部, 助教 (10530454)
鳥越 俊彦 札幌医科大学, 医学部, 教授 (20301400)
佐々木 祐典 札幌医科大学, 医学部, 講師 (20538136)
三國 信啓 札幌医科大学, 医学部, 教授 (60314217)
大瀧 隼也 札幌医科大学, 医学部, 研究員 (20724082) [Withdrawn]
能代 将平 札幌医科大学, 医学部, 研究員 (90749425) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 膠芽腫 |
Outline of Annual Research Achievements |
原発性脳腫瘍の中で最も多く発生し、WHO grade IVに分類される膠芽腫(glioblastoma: GBM)の治療予後は現在においても非常に不良である.近年、他のがん腫では、有効な分子標的療法が確立されてきており、GBMについてもその確立は急務である.GBMの治療抵抗性や再発にがん幹細胞の関与が示唆されており、がん幹細胞をターゲットとした分子標的療法の開発によって飛躍的な治療の躍進に期待が高まっている。 我々は膠芽腫の本学臨床例サンプルデータベースより、がん幹細胞の候補として複数の分子を見出している。それらの分子と、本学臨床例サンプルデータベースより抽出した膠芽腫の臨床経過(KPS:Karnofsky Performance Scale status, mOS: median overall survival)および、MIB1などの臨床・病理学的因子との相関を解析している。 以上より、補助金は適切に使用している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本学臨床例サンプルデータベースより、gliomaの症例を過去複数年を追跡し、臨床経過(KPS:Karnofsky Performance Scale status, mOS: median overall survival)している。また、それらの症例を臨床経過などからprimary (de novo) GBMとsecondary GBMに分類して、候補として見出した複数の分子との関連を解析していることより、補助金は適切に使用する予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は見出した複数の分子の臨床経過との相関関係を詳細に解析すると同時に、in vitroにおける分子の動向を細胞レベルでの解析を行うことによって、新しい分子マーカーの探索を行なう予定としている。
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Research Products
(2 results)
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[Journal Article] ACTC1 as an invasion and prognosis marker in glioma.2017
Author(s)
Ohtaki S, Wanibuchi M, Kataoka-Sasaki Y, Sasaki M, Oka S, Noshiro S, Akiyama Y, Mikami T, Mikuni N, Kocsis JD, Honmou O
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Journal Title
J Neurosurg.
Volume: 126
Pages: 467-475
DOI
Peer Reviewed / Int'l Joint Research / Acknowledgement Compliant