2016 Fiscal Year Annual Research Report
Regulation mechanism of intracellular trafficking of somatostatin receptor
Project/Area Number |
26462190
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Research Institution | Teikyo University |
Principal Investigator |
松野 彰 帝京大学, 医学部, 教授 (00242058)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 下垂体腺腫 / ソマトスタチン / 受容体 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、ソマトスタチン受容体2A, 5の発現を免疫組織化学で確認する研究をさらに症例を増やして行った。対象)45例の下垂体腺腫のパラフィン切片を対象にソマトスタチン受容体2Aおよびソマトスタチン受容体5の発現を免疫組織化学で検索した。方法)SSTR2 antibody (EPITOMICS, dilution 1:100) およびSSTR5 antibody (EPITOMICS, dilution 1:200) を使用し、免疫組織化学を行った。細胞膜に発現がみられるものを陽性と判定した。結果)ソマトスタチン受容体2Aは25例で、ソマトスタチン受容体5は16例で細胞膜に陽性像が見られた。ソマトスタチン受容体5陽性例は13例ソマトスタチン受容体2Aも細胞膜に陽性像がみられた。GH産生下垂体腺腫では全例ソマトスタチン受容体2A・ソマトスタチン受容体5ともに、細胞膜に陽性像が見られた。ACTH産生下垂体腺腫2例ではソマトスタチン受容体5の細胞膜に陽性像が見られた。今後の方針)ソマトスタチン受容体5の発現とgsp mutationの有無について検討をおこなっていきたい。gsp mutationの有無については、下垂体腺腫パラフィン切片より抽出したDNAをpolymerase chain reaction (PCR) で増幅し、codon201と227について塩基配列を決定した。この研究は今後継続し結果を発表していく予定である。
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Research Products
(14 results)