2014 Fiscal Year Research-status Report
Functional connectivity に注目した脊損後疼痛治療法の開発
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26462205
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
石原 正浩 大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 特任研究員 (00533803)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩月 幸一 大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (80346204)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 脊髄損傷 / 神経因性疼痛 / 機能的結合 |
Outline of Annual Research Achievements |
自主臨床試験「慢性期完全脊髄損傷患者のリハビリテーションと脳機能再構成および脊髄再生との関連性についての評価」が大阪大学医学部付属病院の倫理委員会の承認を得て、現在医師主導臨床試験として行われている。1年以上の経過の両下肢完全麻痺患者10例に対して、脳における機能的結合解析を開始する予定であるが、現在4名患者登録が終了した。これらの症例に対して、術前2か月のリハビリテーション後、下肢運動機能の改善を認めない症例に対して、自家嗅粘膜移植術を施行し、現在術後リハビリテーションを継続中である。施行症例において、術前、術後継時的にfMRIを施行し、機能的結合解析のデータを採取している。運動機能の改善、脊髄損傷後神経因性疼痛の指標とともに解析予定である。解析内容については、臨床試験終了までデータの公表ができないため、現在報告はできない。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
自主臨床試験「慢性期完全脊髄損傷患者のリハビリテーションと脳機能再構成および脊髄再生との関連性についての評価」の症例においてデータ解析予定であるが、現在まだ4例しか症例が集まっていない。臨床試験に関しての問い合わせは多いが、適合症例が非常に少なくまだ十分な登録ができていない。
当初動物実験においては、ラット脊髄損傷モデルにて作成予定であったが、共同して研究を行ってる者が、ラットアレルギーを発症してしまったため、一旦中止している。マウスではアレルギーが起きていないため、実験道具等をラットの部屋からマウスの部屋へ移設する手続き等に時間がかかっており、動物実験ができていない。
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Strategy for Future Research Activity |
共同研究者の岩月幸一とともに学会、患者団体、マスメディア等で広報活動に努め、鋭意自主臨床試験「慢性期完全脊髄損傷患者のリハビリテーションと脳機能再構成および脊髄再生との関連性についての評価」の症例を集める。 また、動物実験については器材の移設後再開、マウス脊髄損傷モデルの安定的な作成が可能になったのち再開の予定である。
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Causes of Carryover |
当初動物実験においては、ラット脊髄損傷モデルにて作成予定であったが、共同して研究を行ってる者が、ラットアレルギーを発症してしまったため、一旦中止している。マウスではアレルギーが起きていないため、実験道具等をラットの部屋からマウスの部屋へ移設する手続き等に時間がかかっており、動物実験ができていない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
マウス飼育室への実験道具の移設完了後、マウス脊髄損傷モデルを作成し、当初予定していた研究計画を再開予定である。
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