2015 Fiscal Year Research-status Report
足部・足関節変形における新しい画像解析法の確立-足部疾患の病態解明を目指して-
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26462313
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
徳永 大作 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (90343409)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
生駒 和也 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (50516044)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | バイオメカニクス |
Outline of Annual Research Achievements |
健常足関節においてCT画像データを用いて距骨の骨密度計測を行い,荷重による応力を分析している.特に距骨と脛骨の関節間距離と,応力の関連を明らかにするため,関節間距離の計測を行った.関節間距離は同部位の軟骨の厚さが関係するが,足関節は荷重関節であるため荷重により軟骨の厚みは変化すると考えられる.屍体足研究で足関節軟骨の厚みは足関節内側が厚いとされている.しかそ本研究では内側の関節間距離が狭小しており,荷重の影響を考えた.本研究の成果は2015年度日本足の外科学会で学会発表を行い,また2016年度のヨーロッパ足の外科学会で学会発表する予定である.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
関節間距離と距骨の応力分布に相関を認め,本手法が応力分析や病態解明に有用である可能性を示している.
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き応力分布を規定する因子を検索する予定である.また解析方法の精度を高めるため,CT画像データの作製方法を再考する必要がある.
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Causes of Carryover |
解析ソフト開発が遅延し、当年度中に発注できなかったため.
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
解析ソフト開発費用に計上する予定である.
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Research Products
(1 results)