2015 Fiscal Year Research-status Report
脊髄前角運動ニューロンにおける麻酔薬の作用と神経保護効果の検討
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26462331
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
本田 博之 新潟大学, 医歯学総合病院, 講師 (20535174)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
河野 達郎 新潟大学, 医歯学系, 准教授 (00313536)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 麻酔薬 / 脊髄前角運動ニューロン |
Outline of Annual Research Achievements |
全身麻酔薬の脊髄における不動化作用機序の解明は麻酔管理を行う上で極めて重要であるが、前角運動ニューロンにおけるその機序は明らかではない。さらに、術中の脊髄虚血に対する麻酔薬の保護作用も不明である。本研究では最初に麻酔薬の前角運動ニューロン における作用機序をin vitro 脊髄スライス標本を用いて、電気生理学的に解析する。加えて、麻酔薬の脊髄虚血による前角運動ニューロンの保護作用の有無を電気生理学的解析に加え、免疫組織学的および生化学的に検討し、その作用機序も明らかにする。 本年度は昨年度に引き続き前角運動ニューロンにおける亜酸化窒素、揮発性麻酔薬の作用解析を行っていく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
麻酔薬の濃度を一定にするために様々な工夫を行っているが、なかなかうまくいっていないため。
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Strategy for Future Research Activity |
ガスクロマトグラフィーを用いて麻酔薬の濃度を調整する。
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Causes of Carryover |
本年度は麻酔薬の濃度調整を中心に行っており、機器の購入はしなかった。そのため、次年度使用額が生じた。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
来年度は電気生理学的解析、免疫組織を用いた研究を行う予定であるので機器の購入を計画している。
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