2016 Fiscal Year Research-status Report
GABAおよびグルタミン酸作動性シナプス応答へのキセノンの作用
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26462349
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Research Institution | Kumamoto Health Science University |
Principal Investigator |
野中 喜久 熊本保健科学大学, 保健科学部, 講師 (70259745)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | シナプス / キセノン / GABA / グルタミン酸 / ブートン |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度に引き続きシナプス下膜の海馬CA3錐体細胞上にあるシナプス外GABAA受容体とグルタミン酸受容体に対するキセノンの作用と、細胞体に付着した抑制ならびに興奮性神経終末部(ブートン)からのGABAとグルタミン酸の自発性および活動電位依存性遊離によって生じるシナプス後電流へのキセノンの効果を確認している。しかしながら、4月の熊本地震によって大幅に実験スケジュールが狂っている。当初の予定では実験が終了し、追加実験を行う予定にしていたが、まだ、終了していない。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
熊本地震によって実験施設や動物飼育施設が被災し、実験の中断が続いている。また、施設だけでなく、講義の振り替えなどによってスケジュールが大幅に狂ってしまった。研究期間を1年延長し、結果をまとめる予定。
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Strategy for Future Research Activity |
データを追加するとともに、確認が必要なためもう少し実験を進める。
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Causes of Carryover |
震災によって実験が中断したため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
震災で破損した実験機器(顕微鏡)を購入予定。
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