2015 Fiscal Year Research-status Report
ダイオキシン受容体リガンド依存性のアンドロゲン受容体分解を介した前立腺癌制御
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26462391
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
丸山 覚 北海道大学, 大学病院, 助教 (80507591)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
篠原 信雄 北海道大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (90250422)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 前立腺癌 / ダイオキシン受容体 / Indirubin |
Outline of Annual Research Achievements |
1.内因性ダイオキシン類のマウスへの投与(毒性の確認、致死量の推定):上記内因性ダイオキシン類をいくつかの投与量にふってマウスに経腹膜投与をおこない連日観察をおこなった(各群n=5)。施行済みの前立腺細胞株に用いた濃度においては致死性はないと考えられた。今後さらに濃い濃度のものも投与予定としている。 2.アンドロゲン受容体の転写活性:ARおよびAhRを発現している前立腺癌細胞株(LNCaP, 22RV1) にMMTV-Luc(AR結合配列を含むプロモーター領域をもつレポーターベクター)を発現させ、ルシフェラーゼアッセイをおこなった。各条件の細胞株のARおよびAhRの発現量(mRNA、タンパク)をそれぞれ定量的Real-time PCR法およびウエスタンブロット法で確認した。各種内因性ダイオキシン類の有無において変化が見られているが、それぞれの物質により挙動は異なっていた。今後解析を勧める予定である。 3. 前立腺癌におけるダイオキシン受容体の発現:パラフィン固定した前立腺手術組織検体でAhR抗体を用いて免疫組織染色を行いタンパク質レベルでの発現量をみている。また凍結組織検体を用いて定量的Real-time PCR法にてAhRのmRNA量を調べるため、手術患者の臨床検体を保存している。現在、前立腺癌の異型度や予後などの臨床的パラメーター(臨床病期、PSA値、組織分化度(グリーソンスコア)、予後(PSA再発))との相関の有無を確認している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
マウスの購入、飼育可能な条件を満たすまで諸処事情により遅れたため。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は立ち後れている前立腺癌臨床検体(パラフィン固定した前立腺手術組織)の実験解析を可能な限り早急に開始し、免疫染色を随時施行していく予定である。
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Causes of Carryover |
平成27年度に購入予定だった高額器械(ウエスタンブロット用)が実験の遅れによりまだ必要に迫られていない状況で、購入できなかった為。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
平成28年度に購入予定である。
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Research Products
(10 results)
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[Journal Article] Prospective mapping of lymph node metastasis in Japanese patients undergoing radical cystectomy for bladder cancer: characteristics of micrometastasis.2015
Author(s)
Matsumoto R, Takada N, Abe T, Minami K, Harabayashi T, Nagamori S, Hatanaka KC, Miyajima N, Tsuchiya K, Maruyama S, Murai S, Shinohara N
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Journal Title
Japanese journal of clinical oncology
Volume: 45
Pages: 874-880
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