2016 Fiscal Year Annual Research Report
Functional analysis of FAM110 gene family in the prostate cancer
Project/Area Number |
26462395
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Research Institution | Akita University |
Principal Investigator |
鶴田 大 秋田大学, 医学部, 助教 (90466590)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 細胞浸潤 / N-カドヘリン |
Outline of Annual Research Achievements |
FAM110 gene family 安定発現細胞株におけるそれぞれの分子の機能解析を試みたが、FAM110A安定発現細胞株では細胞浸潤能が亢進していたが、細胞形態や細胞骨格に明らかな変化は認めず、やFAM110Bの安定発現細胞株では大きな差異を認めなかった。FAM110C安定発現Panc1細胞株では細胞増殖が抑制されていたが、cloneが1つであり、FAM110Cの機能を反映しているかは疑問であった。いずれにせよどの安定発現細胞株でも細胞株が1種類での解析であったため、今回は前立腺癌細胞株にそれぞれの分子(FAM110A,B,C)を強制発現させて機能解析を試みた。その結果、前立腺癌細胞株22Rv1におけるFAM110A強制発現細胞株ではN-cadherinのmRNAレベルでの発現量が上昇しており、細胞浸潤などに関与する上位間葉系移行(EMT)に関連する分子に作用している可能性が示唆された。FAM110B強制発現LNCaP細胞株や22Rv1細胞株では、細胞増殖が抑制される傾向を認めた。またFAM110Cを強制発現させた22Rv1細胞株、PC3細胞株、22Rv1細胞株では細胞増殖は有意に抑制されていた。またmRNAレベルにおいてFAM110C強制発現22Rv1細胞株ではN-Cadherinの発現も抑制されていることから、FAM110Cは細胞増殖やEMTに抑制的に機能している可能性が示唆された。
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