2014 Fiscal Year Research-status Report
腎癌細胞と癌間質組織におけるHO-1の病理学的な役割の解析と新たな治療戦略の構築
Project/Area Number |
26462415
|
Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
松尾 朋博 長崎大学, 病院(医学系), 助教 (60622024)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
望月 保志 長崎大学, 病院(医学系), 講師 (40404256)
宮田 康好 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 准教授 (60380888)
|
Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
|
Keywords | 腎細胞癌 / 泌尿器癌 / 免疫染色 |
Outline of Annual Research Achievements |
<腎癌cell linesに関して>腎癌cell linesの培養、継代の手技が確立した。今後、Western blottingで半定量化を行う予定である。 <マウスに関して>マウスの正常腎の摘出、検体の収集を行い、HO-1に関して免疫組織学的染色を行っており現在解析中である。 <腎癌患者に関して>ヒトに関して腎癌組織検体の収集を行うと同時に、HO-1をはじめとする免疫組織学的染色を行っており現在解析中である。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
マウス、ヒト検体、特に免疫組織染色に関しては順調に進捗していると考えられる。
|
Strategy for Future Research Activity |
平成27年度に関しては、腎癌cell linesではHO-1の発現と、細胞内の局在の詳細に関して検討する。低酸素状態での腎癌細胞の培養を開始する。HO-1をはじめ、その他のケモカインや増殖因子の発現を検討する。また、マウス検体により、HO-1 mRNAの発現の確認を行う。さらには、ヒト腎癌検体に関しては検体収集の継続とともに臨床データーの収集を開始したい。
|
Causes of Carryover |
試薬の値下がりにて、約4万円の繰越となった。
|
Expenditure Plan for Carryover Budget |
追加試薬の購入資金としたい。
|