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2014 Fiscal Year Research-status Report

非細菌性慢性炎症を伴う前立腺肥大症におけるサイトカイン・ケモカインの包括的解析

Research Project

Project/Area Number 26462444
Research InstitutionKagawa University

Principal Investigator

杉元 幹史  香川大学, 医学部附属病院, 准教授 (10243768)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 筧 善行  香川大学, 医学部, 教授 (20214273)
張 霞  香川大学, 医学部, 助教 (30524061)
林田 有史  香川大学, 医学部附属病院, 助教 (30615034)
Project Period (FY) 2014-04-01 – 2017-03-31
Keywords前立腺肥大症 / 非細菌性慢性炎症 / 尿中マーカー / サイトカイン・ケモカイン
Outline of Annual Research Achievements

本研究では、ホルモンによって誘導されるラット非細菌性前立腺炎(NBP)モデルを用いて、cDNA Microarray によって炎症関連分子の網羅的解析を行い、さらにすでに尿中濃度上昇との関連がほぼ確定しているTNF-α、CCL2、CXCL1 などを解析しサイトカイン・ケモカインネットワークの詳細を明らかにする予定である。
さらに抗酸化作用を有する薬剤(エビプロスタット、cox2 阻害薬等)の投与による組織中あるいは尿中の炎症関連分子の推移を観察しそれぞれの薬剤の作用機序を解析する。併せて画像解析法による組織学的な構築(間質/腺ratio)の評価等によって炎症の程度の組織学的な判定と臨床的なBPH との関連を検討する。同時にサイトカイン、ケモカインの尿中濃度を測定することによって、それらの物質の作用機序を推定し、尿中マーカーとしの将来的な臨床応用の可能性を検討する。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

現在は様々な下部尿路症状のうち、非細菌性慢性前立腺炎が原因となるものを尿中のマーカーによって特定する研究を進めている。非侵襲的な尿中マーカーの実用化に向けて、いくつかのマーカーを臨床応用可能かどうか検討中である。
それと並行して非細菌性慢性前立腺炎モデルを作成し、セルニルトンなどの植物製剤、COX 阻害剤、プロスタグランジン製剤等の非ステロイド系抗炎症薬あるいはβカロチン、前立腺癌や肥大症予防効果が期待されているリコピン等の抗酸化薬など様々な薬剤でのサイトカイン、ケモカインの発現状況の変化を観察している。

Strategy for Future Research Activity

計画通り、臨床応用にむけて臨床材料を用いた研究を進めていく。

Causes of Carryover

少額ではありますので、次年度が初年度よりも予算が少ないこともあり、繰り越すことにしました。

Expenditure Plan for Carryover Budget

次年度において、研究消耗品などで使用いたします。

URL: 

Published: 2016-05-27  

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