2016 Fiscal Year Annual Research Report
Molucular basis on carcinogenesis in gastric-type adenocarcinoma of the uterine cervix
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26462524
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
須藤 保 神戸大学, 医学研究科, 医学研究員 (50397824)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川上 史 神戸大学, 医学部附属病院, 特定助教 (40565678) [Withdrawn]
森永 友紀子 神戸大学, 医学研究科, 特命助教 (20729404)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 子宮頸癌 / 胃型 / HPV |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、子宮頸部胃型腺癌(GAC)臨床検体を使用して異常な分子基盤を明らかにし、早期診断法・新規治療法のシードとすることである。平成28年度は以下のような成果を挙げた。
兵庫県立がんセンターで保存されていたGAC3例の凍結検体を用いて、次世代シークエンサーを使用した網羅的遺伝子変異解析を行ったところ、PDGF receptorα(PDGFRA)、APC(adenomatous polyposis coli)のcoding領域の変異、白血病のドライバーとして知られるFLT3のaplice acceptor siteの変異が検出された。また融合遺伝子解析を含むtranscriptome解析においてGAS7-SPEN,MECOM-PHC3の融合遺伝子が検出された。これらの変異は保有する46例のGACにおいても確認できるかFFPE(ホルマリン固定パラフィン標本)からDNAを抽出し、サンガーシークエンス法で検討を行った。PDGFAは5例(5/46=10.9%)、APC7例(7/46=15.2%)において変異が検出された。現在、FLT3の変異ならびにRNA解析により上述の融合遺伝子の解析を行っている。
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Research Products
(2 results)