2016 Fiscal Year Annual Research Report
A global study for HPV-cell infection mechanism
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26462531
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
島田 勝 横浜市立大学, 医学部, 准教授 (40301452)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | HPV / E6 / apoptosis |
Outline of Annual Research Achievements |
28年度、我々はHPVE6、E7遺伝子とアポトーシス関連遺伝子であるp55の相互作用について、in vivoでの解析を行った。E7とp55蛋白の結合を、in vivoおよびin vitro免疫沈降法で確認できた。E7及びp55との結合ドメインも同定された。E7とp55は免疫染色法で細胞内に共局在していることも確認された。E6と異なって、E7はp55のユビキチン化に増強が見られなかった。P55の添加によって、細胞核のクロマチン断片化を起こしたが、その作用はE6あるいはE7により抑制された。P55の発現が抑制されると、その細胞はアポトーシスを起こしにくくなった。E6あるいはE7も細胞のアポトーシスを抑制した。 その上に、E6あるいはE7が安定的に発現している細胞において、p55の発現を抑制すると、その細胞は更にアポトーシスを起こしにくくなった。P55は、E6あるいはE7による細胞不死化に重要な役割を果たすことが明らかになった。P55はHPV感染治療にとって新たなターゲットだと考えられる。
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Research Products
(1 results)