2015 Fiscal Year Research-status Report
siRNAにより杯細胞化生を抑制して正常粘膜を温存する難治性中耳炎新治療法の開発
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26462562
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
中村 善久 名古屋市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (90360023)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 元彦 名古屋市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (50326138)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 杯細胞化生 / 中耳炎 / Math1 |
Outline of Annual Research Achievements |
マウス中耳炎モデルの中耳にMath1に関連する遺伝子(Math1,GFI1, SPDEF, AGR2, Clca1, Gcnt3)を抑制するsiRNAを投与し、杯細胞化生を抑制して難治性中耳炎を治療できるかどうか検討する計画であった。マウスの中耳に経鼓膜的に炎症性サイトカインであるTNF-αを投与し、中耳組織を解析したところ、杯細胞の増加と粘膜の肥厚を認めた。マウス中耳炎モデルの作成に成功したと考えている。Math1に関連する遺伝子のsiRNAをTNF-αとともに中耳炎モデルの中耳に投与し、杯細胞の増加を抑制できるかを確認する実験を行っている。現在のところ効果的にMath1,GFI1, SPDEF, AGR2, Clca1, Gcnt3を抑制するsiRNAが作成できておらず、成果は得られていない。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
マウス中耳に経鼓膜的にTNF-αを投与し、杯細胞化生を誘発することに成功した。現在のところ効果的にMath1,GFI1, SPDEF, AGR2, Clca1, Gcnt3を抑制するsiRNAが作成できておらず、成果は得られていない。
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Strategy for Future Research Activity |
新たにMath1,GFI1, SPDEF, AGR2, Clca1, Gcnt3のsiRNAを作成し、実験を進めていく。
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Causes of Carryover |
Math1,GFI1, SPDEF, AGR2, Clca1, Gcnt3のsiRNAの効果がみられず、実験系を見直していた。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
新たにいくつかのMath1,GFI1, SPDEF, AGR2, Clca1, Gcnt3のsiRNAを作成し、効果をみていく。
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