2015 Fiscal Year Research-status Report
細菌性中耳炎におけるp38による中耳粘膜肥厚の分子制御とその治療
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26462566
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
古川 正幸 順天堂大学, 医学部, 准教授 (20359524)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡田 弘子 順天堂大学, 医学部, 助教 (20433774)
笠井 美里 順天堂大学, 医学部, 助教 (70549279)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | p38 / 中耳粘膜 / 肥厚 / 中耳炎 |
Outline of Annual Research Achievements |
2種のC57BL/6 マウス(Wild-type p38+/+, p38+/-)の側頭骨にHaemophilus influenzae105 個を注入し急性中耳炎を発症させる。20gから25gまでのオスのC57BL/6マウス(Wild-type p38+/+, p38+/-)を米国のJackson Laboratoryより購入する。2種のC57BL/6マウス(Wild-type p38+/+, p38+/-)に急性中耳炎を発症させる。Wild-type p38+/+, p38+/- マウスにそれぞれ手術を施行し、右中耳にHaemophilus influenzae105 個を注入する。Haemophilus influenzaeに感染したマウス中耳粘膜を時間経過(1h, 3h、6h、24h, 48h, 72h, 5day, 7day)で8グループに分ける。対照はHaemophilus influenzaeではなくPBSを注入した左中耳を用いる。対照も時間経過(1h, 3h、6h、24h, 48h, 72h, 5day, 7day)で8グループに分ける。 時間経過(1h, 3h、6h、24h, 48, 72h, 5day, 7day)で8グループに分けた中耳粘膜を摘出して試料とする。組織は-80℃に保存し、一部はパラホルムアルデハイドで固定し、OCT compoundで包埋する。もう一方はグルタールアルデハイドで固定し、エポンに包埋する。それぞれの標本を光学顕微鏡、電子顕微鏡で解析する。 急性中耳炎を発症させたC57BL/6 マウスにp38 inhibitor (10 microM) を点耳薬として一日二回投与する。中耳粘膜肥厚の阻害を経時的に確認する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
実験の条件設定の不具合等により、得られた有効なデータが少なかった。
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Strategy for Future Research Activity |
当初の計画通りに行う。
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Causes of Carryover |
研究の遅延の為、当初予定していた消耗品等の購入を見送った為。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
研究の遅れを解消し遂行するため、短期的に使用状況を見直し、使用計画を立てていく。
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