2016 Fiscal Year Annual Research Report
p38 enhances middle ear proliferation during bacterial otitis media
Project/Area Number |
26462566
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
古川 正幸 順天堂大学, 医学部, 先任准教授 (20359524)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡田 弘子 順天堂大学, 医学部, 助教 (20433774)
笠井 美里 順天堂大学, 医学部, 非常勤助教 (70549279)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | p38 |
Outline of Annual Research Achievements |
1)2種のC57BL/6マウス(Wild-type p38+/+ p38+/-)の側頭骨にHaemophilus influenzae105 個を注入し急性中耳炎を発症させる。中耳粘膜を時間経過(1h, 3h、6h、24h, 48h, 72h, 5day, 7day)で8グループに分ける。RIPA buffer中で中耳粘膜を剥離し、それぞれの時間で中耳粘膜の蛋白を等量測定し、SDS-PAGEを行う。右中耳にHaemophilus influenzaeを注入する。Haemophilus influenzaeに感染したマウス中耳粘膜を時間経過(1h, 3h、6h、24h, 48h, 72h, 5day, 7day)で8グループに分ける。対照はHaemophilus influenzaeではなくPBSを注入した左中耳を用いる。対照も時間経過(1h, 3h、6h、24h, 48h, 72h, 5day, 7day)で8グループに分ける。光学顕微鏡、電子顕微鏡にて中耳粘膜肥厚の程度を観察する。Western blotting法及び免疫組織化学法によりp38, phosphorylated p38の発現を確認する。 2)急性中耳炎を発症させたC57BL/6マウスにp38binhibitorを点耳薬として一日二回投与する。時間経過(1h, 3h、6h、24h, 48, 72h, 5day, 7day)で8グループに分けた中耳粘膜を摘出して試料とする。組織は-80℃に保存し、一部はパラホルムアルデハイドで固定し、OCT compoundで包埋する。もう一方はグルタールアルデハイドで固定し、エポンに包埋する。それぞれの標本を光学顕微鏡、電子顕微鏡で解析する。中耳粘膜肥厚の阻害を経時的に確認する。
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