2014 Fiscal Year Research-status Report
難聴モデルマウス前庭の形態・機能評価と前庭を標的とした遺伝子導入の検討
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26462567
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
岡田 弘子 順天堂大学, 医学部, 助教 (20433774)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
神谷 和作 順天堂大学, 医学部, 准教授 (10374159)
飯塚 崇 順天堂大学, 医学部, 助教 (40372932)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 前庭機能 / Gjb2 |
Outline of Annual Research Achievements |
コントロールマウス(C57BL/6)、Cx26-R75W変異を有するトランスジェニックマウス(Cx26-R75W+)、コンディショナルノックアウトマウス(Cx26cKO)の3群において、幼若・成熟・老齢の前庭組織を摘出し、光学顕微鏡により有毛細胞不動毛の形態・支持細胞の形態学的解析を行った。現在のところは各群間での形態的な差異を認めなかった。また、コントロールマウス(C57BL/6)、R75W変位を有するGjb2マウス・Gjb2コンディショナルノックアウトマウスに3群において、幼弱・成熟・老齢における前庭機能を評価した。現時点では各群での平衡機能検査間での有意差は認められていない。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
現在までに形態異常および平衡機能異常の評価を行ったが当初予定していた検証数に及ばない部分があった。来年度は更にベクター注入による評価を行う予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
コントロールマウス(C57BL/6)、R75W変異を有するGjb2マウス、Gjb2コンディショナルノックアウトマウスの3群において、ウイルスベクターを用いた遺伝子導入を試みる。幼若・成熟・老齢のマウスへ、蝸牛管経由・正円窓経由・半規管経由の注入法で、GFPを発現するアデノウイルスベクターおよびアデノ随伴ウイルスベクターを注入する。その後聴覚機能検査(ABR)によって侵襲を評価したのち、前庭器官を取り出し標本を作成し免疫染色(Phalloidin染色およびGFP染色)を施行し、蛍光光学顕微鏡および共焦点レーザー顕微鏡を用いて導入範囲および導入効果を評価する。
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Causes of Carryover |
現在までに形態異常および平衡機能異常の評価を行ったが、当初予定していた進捗状況より若干の遅れが生じた為、実験に使用予定であった消耗品等の購入を一部見送った。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
来度に進めるベクター注入による評価等の消耗品や機器備品の購入に充てる予定である。
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